Sun Cluster データサービス開発ガイド (Solaris OS 版)

CRNP メッセージのタイプ

CRNP は、3 種類の XML ベースのメッセージを使用します。次の表に、これらのメッセージの使用法を示します。これらのメッセージタイプの内容と使用法の詳細は、この章で後述します。

CRNP メッセージのタイプ 

説明 

SC_CALLBACK_REG

このメッセージには、4 つのフォーム、ADD_CLIENTREMOVE_CLIENT ADD_EVENTS、および REMOVE_EVENTS を指定できます。

これらの各フォームには、次の情報が含まれます。

  • プロトコルバージョン

  • ASCII 形式で示されたコールバックポート (バイナリ形式ではない)

ADD_CLIENTADD_EVENTS、および REMOVE_EVENTS には、バインドされていないイベントタイプリストも含まれます。

これらの各フォームには、次の情報が含まれます。

  • イベントクラス

  • イベントサブクラス (省略可能)

  • 名前と値がペアになったリスト (省略可能)

イベントクラスとイベントサブクラスにより一意の「イベントタイプ」 が定義されます。SC_CALLBACK_REG のクラスを生成する DID (ドキュメントタイプ定義) は、SC_CALLBACK_REG です。この DTD の詳細は、付録 F 「CRNP のドキュメントタイプ定義」を参照してください。

SC_REPLY

このメッセージには次の情報が含まれます。 

  • プロトコルバージョン

  • エラーコード

  • エラーメッセージ:

SC_REPLY のクラスを生成する DTD は SC_REPLY です。この DTD の詳細は、付録 F 「CRNP のドキュメントタイプ定義」を参照してください。

SC_EVENT

このメッセージには次の情報が含まれます。 

  • プロトコルバージョン

  • イベントクラス

  • イベントサブクラス

  • ベンダー

  • パブリッシャー

  • 名前と値のペアリスト (名前と値をペアにした 0 個以上のデータ構造)

    • 名前 (文字列)

    • 値 (文字列または文字列配列)

SC_EVENT 内の値はタイプとしては分類されていません。SC_EVENT のクラスを生成する DTD は SC_EVENT です。この DTD の詳細は、付録 F 「CRNP のドキュメントタイプ定義」を参照してください。