このカテゴリの関数は、リソースとリソースグループが使用するネットワークリソースの取得、出力、解放を行います。ここで説明する scds_get_ 関数は、RMAPI 関数を使用して Network_resources_used や Port_list などのプロパティーを照会しなくても、ネットワークリソースを取得できる便利な方法を提供します。scds_print_ name() 関数は、scds_get_name () 関数から戻されたデータ構造から値を出力します。scds_free_name () 関数は、scds_get_ name() 関数が割り当てたメモリーを解放します。
次の関数はホスト名を扱います。
scds_get_rs_hostnames(3HA) – リソースによって使用されているホスト名のリストを取得します。
scds_get_rg_hostnames(3HA) – リソースグループ内のネットワークリソースによって使用されているホスト名のリストを取得します。
scds_print_net_list(3HA) – ホスト名リストの内容をsyslog(3C)に書き込みます。この関数は、一般的にデバッグ目的で使用します。
scds_free_net_list(3HA) – scds_get_rs_hostnames() または scds_get_rg_hostnames() によって割り当てられたメモリーを解放します。
次の関数はポートリストを扱います。
scds_get_port_list(3HA) – リソースによって使用されているポート/プロトコルのペアのリストを取得します。
scds_print_port_list(3HA) – ポートプロトコルリストの内容をsyslog(3C)に書き込みます。100%!!!You typically use this function for debugging.
scds_free_port_list(3HA) – scds_get_port_list() によって割り当てられたメモリーを解放します。
次の関数はネットワークアドレスを扱います。
scds_get_netaddr_list(3HA) – リソースによって使用されているネットワークアドレスのリストを取得します。
scds_print_netaddr_list(3HA) – ネットワークアドレスリストの内容をsyslog(3C)に書き込みます。100%!!!You typically use this function for debugging.
scds_free_netaddr_list(3HA) – scds_get_netaddr_list() によって割り当てられたメモリーを解放します。
このカテゴリの関数は、TCP ベースの監視を行います。通常、障害モニターはこれらの関数を使用して、サービスとの単純ソケット接続を確立し、サービスのデータを読み書きしてサービスの状態を確認したあと、サービスとの接続を切断します。
これらの関数には以下が含まれます。
scds_fm_tcp_connect(3HA) – IPv4 アドレッシングだけを使用するプロセスへの TCP 接続を確立します。
scds_fm_net_connect(3HA) – IPv4 か IPv6 アドレッシングのどちらかを使用するプロセスへの TCP 接続を確立します。
scds_fm_tcp_read(3HA) – TCP 接続を使って、監視されているプロセスからデータを読み取ります。
scds_fm_tcp_write(3HA) – TCP 接続を使って、監視されているプロセスにデータを書き込みます。
scds_simple_probe(3HA) – プロセスへの TCP 接続を確立し、停止することによってプロセスを検証します。この関数は IPv4 アドレスだけを扱います。
scds_simple_net_probe(3HA) – プロセスへの TCP 接続を確立し、停止することによってプロセスを検証します。この関数は、IPv4 または IPv6 アドレスを扱います。
scds_fm_tcp_disconnect(3HA) – 監視されているプロセスへの接続を停止します。この関数は IPv4 アドレスだけを扱います。
scds_fm_net_disconnect(3HA) – 監視されているプロセスへの接続を停止します。この関数は、IPv4 または IPv6 アドレスを扱います。