Sun Cluster の概要 (Solaris OS 版)

定足数デバイス監視

Sun Cluster ソフトウェアは、定足数デバイスの監視をサポートしています。クラスタ内の各ノードは周期的に、ローカルノードと構成されている各定足数デバイスとが正常に連携しているかどうかをテストします。構成されている定足数デバイスとは、そのローカルノードに対する構成パスを持ち、かつ保守モードでないデバイスをいいます。このテストでは、定足数デバイスの定足数キーの読み込みを試みます。

Sun Cluster システムは、以前は正常だった定足数デバイスが障害を起こしているのを発見すると、自動的にその定足数デバイスを異常としてマーク付けします。以前は異常だった定足数デバイスが正常に戻っているのを発見すると、自動的にその定足数デバイスを正常としてマーク付けし、その定足数デバイスに適切な定足数情報を配置します。

Sun Cluster システムは、定足数デバイスが正常かどうかのステータスが変更された場合にレポートを生成します。ノードを再構成するとき、異常な定足数デバイスはメンバーシップの票を構成できません。したがって、そのクラスタは処理を継続できない可能性があります。