この手順を実行して、md.tab ファイルで定義されている Solaris ボリュームマネージャー ボリュームを起動します。
スーパーユーザーになります。
md.tab ファイルが /etc/lvm ディレクトリに置かれていることを確認します。
コマンドを実行するノードで、ディスクセットの所有権を持っていることを確認します。
ディスクセットの所有権を取得します。
phys-schost# cldevicegroup switch -n node devicegroup |
所有権を取得するノードを指定します。
ディスクセット名を指定します。
md.tab ファイルで定義されたディスクセットのボリュームを起動します。
phys-schost# metainit -s setname -a |
ディスクセット名を指定します。
md.tab ファイル内のすべてのボリュームを起動します。
クラスタ内のディスクごとに、手順 3 から手順 5 を繰り返します。
必要に応じて、ドライブに接続できる別のノードから metainit(1M) コマンドを実行します。クラスタ化ペアトポロジでは、すべてのノードがドライブにアクセスできるわけではないため、この手順が必要になります。
ボリュームの状態を確認します。
phys-schost# metastat -s setname |
詳細については、metastat(1M) のマニュアルページを参照してください。
(省略可能) あとで参考にするために、ディスクのパーティション分割情報を捕獲しておきます。
phys-schost# prtvtoc /dev/rdsk/cNtXdYsZ > filename |
このファイルをクラスタ外の場所に保存します。ディスク構成を変更する場合は、このコマンドをもう一度実行して、変更した構成をキャプチャします。ディスクに障害が発生し、交換が必要な場合は、この上方を使用してディスクパーティション構成を復元できます。詳細については、prtvtoc(1M) のマニュアルページを参照してください。
(省略可能) クラスタ構成のバックアップを取ります。
クラスタ構成のバックアップを保存しておけば、クラスタ構成の回復がより簡単になります。詳細は、『Sun Cluster System Administration Guide for Solaris OS 』の「How to Back Up the Cluster Configuration」を参照してください。
次の例では、md.tab ファイルでディスクセット dg-schost-1 で定義されているすべてのボリュームを起動します。
phys-schost# metainit -s dg-schost-1 -a |
クラスタに正確に 2 つのディスク格納装置と 2 つのノードがある場合は、二重列メディエータを追加します。「二重列メディエータの構成」に進みます。
それ以外の場合は、「クラスタファイルシステムを追加する」に進んでクラスタファイルシステムを作成します。