Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

ProcedureSPARC: デバイスグループを削除して登録を解除する (Veritas Volume Manager )

Sun Cluster デバイスグループを削除すると、対応する VxVM ディスクグループはエクスポートされます (消去されるわけではない)。ただし、VxVM ディスクグループが引き続き存在していても、再登録しないかぎりクラスタで使用することはできません。

次の手順では、clsetup ユーティリティーを使用して、VxVM ディスクグループを削除し、Sun Cluster デバイスグループから登録を解除します。

phys-schost# プロンプトは、グローバルクラスタのプロンプトを表します。この手順は、グローバルクラスタ上で実行します。

この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短縮形については、付録 B Sun Cluster オブジェクト指向コマンドを参照してください。

  1. クラスタの任意のノードで、スーパーユーザーになるか、RBAC の承認 solaris.cluster.modify を提供する役割になります。

  2. デバイスグループをオフラインにします。


    # cldevicegroup offline devicegroup
    
  3. clsetup ユーティリティーを起動します。


    # clsetup
    

    メインメニューが表示されます。

  4. VxVM デバイスグループを使用して作業するには、デバイスグループおよびボリュームのオプションに対応する数を入力します。

    「デバイスグループメニュー」が表示されます。

  5. VxVM ディスクグループを登録解除するには、VxVM デバイスグループを登録解除するためのオプションに対応する数を入力します。

    指示に従って、登録を解除する VxVM ディスクグループの名前を入力します。


例 5–26 SPARC: Veritas Volume Manager デバイスグループの削除および登録の解除

次に、VxVM デバイスグループ dg1 をオフラインにして、デバイスグループの削除および登録解除の際に clsetup により生成される cldevicegroup コマンドの例を示します。


# cldevicegroup offline dg1
# clsetup

   cldevicegroup delete dg1