EMC Symmetrix Remote Data Facility (SRDF) 複製グループを構成する前に、すべてのクラスタノードに EMC Solutions Enabler ソフトウェアをインストールしてください。まず、主クラスタの共有ディスクに EMC SRDF デバイスグループを構成します。EMC SRDF デバイスグループを構成する方法についての詳細は、EMC SRDF 製品のマニュアルを参照してください。
EMC SRDF を使用するときは、静的デバイスではなく、動的デバイスを使用します。静的デバイスでは主複製を変更するのに数分かかり、フェイルオーバー時間に影響を与えることがあります。
作成する Sun Cluster デバイスグループ (Solaris Volume Manager、Veritas Volume Manager、または raw ディスク) の名前は、複製されたデバイスグループと同じ名前にしてください。
ストレージアレイに接続されたすべてのノードで、スーパーユーザーになるか、RBAC の承認 solaris.cluster.modify を提供する役割になります。
複製データで構成された各ノードで、シンメトリックスデバイス構成を検出します。
この処理には数分かかることがあります。
# /usr/symcli/bin/symcfg discover |
まだ複製のペアを作成していない場合は、この時点で作成します。
複製のペアを作成するには、symrdf コマンドを使用します。複製のペアの作成方法の手順については、SRDF のマニュアルを参照してください。
複製されたデバイスによって構成された各ノードで、データの複製が正しく設定されていることを確認します。
# /usr/symcli/bin/symdg show group-name |
デバイスグループのスワップを実行します。
主複製と二次複製が同期していることを確認します。
# /usr/symcli/bin/symrdf -g group-name verify -synchronized |
どのノードに主複製が含まれ、どのノードに二次複製が含まれているかを判別するには、symdg show コマンドを使用します。
# /usr/symcli/bin/symdg show group-name |
RDF1 デバイスのノードには主複製が含まれ、RDF2 デバイス状態のノードには二次複製が含まれます。
二次複製を有効にします。
# /usr/symcli/bin/symrdf -g group-name failover |
RDF1 デバイスと RDF2 デバイスをスワップします。
# /usr/symcli/bin/symrdf -g group-name swap -refresh R1 |
複製ペアを有効にします。
# /usr/symcli/bin/symrdf -g group-name establish |
主ノードと二次複製が同期していることを確認します。
# /usr/symcli/bin/symrdf -g group-name verify -synchronized |
もともと主複製があったノードで上記 5 つの手順をすべて繰り返します。
EMC SRDF で複製されたデバイス用にデバイスグループを構成したあと、複製されたデバイスが使用するデバイス識別子 (Device Identifier、DID) ドライバを構成します。