Sun Cluster データサービス開発ガイド (Solaris OS 版)

障害モニターの再起動

障害モニターを再起動するために、Update メソッドは検証プログラムを実装するスクリプトの位置を見つける必要があります。検証プログラムはデータサービスのベースディレクトリ (RT_basedir プロパティーが指すディレクトリ) 内に存在します。Update は、次に示すように、RT_basedir の値を取得し、RT_BASEDIR 変数に格納します。

RT_BASEDIR=`scha_resource_get -O RT_basedir -R $RESOURCE_NAME -G \
$RESOURCEGROUP_NAME`

次に、Update は、RT_BASEDIR の値を pmfadm で使用し、dns_probe プログラムを再起動します。検証プログラムを再起動できた場合、Update メソッドはその影響を示すメッセージをクラスタ管理者に送信し、成功状態で終了します。pmfadm が検証プログラムを再起動できない場合、Update メソッドはエラーメッセージを記録し、失敗状態で終了します。