クラスタ管理者は、ゾーンクラスタのリソースグループと、ゾーンクラスタの別のリソースグループまたはグローバルクラスタ上のリソースグループとの間でアフィニティーを指定できます。
ゾーンクラスタ内のリソースグループ間のアフィニティーの指定には、次のコマンドを使用できます。
# clresourcegroup set -p RG_affinities=affinity-typetarget-zc:target-rg source-zc:source-rg |
ゾーンクラスタのリソースグループのアフィニティータイプには、次のいずれかを指定できます。
+ (弱い肯定的)
++ (強い肯定的)
- (弱い否定的)
-- (強い否定的)
アフィニティータイプ +++ は、このリリースのゾーンクラスタではサポートされていません。
この例では、ゾーンクラスタのリソースグループ間で強い肯定的なアフィニティーを指定するコマンドを示します。
ゾーンクラスタ ZC1 のリソースグループ RG1 が、ゾーンクラスタ ZC2 のリソースグループ RG2 に対して強い肯定的なアフィニティーを宣言します。
ゾーンクラスタ ZC1 のリソースグループ RG1 と、別のゾーンクラスタ ZC2 のリソースグループ RG2 との間で強い肯定的なアフィニティーを指定する必要がある場合は、次のコマンドを使用します。
# clresourcegroup set -p RG_affinities=++ZC2:RG2 ZC1:RG1 |
この例では、ゾーンクラスタのリソースグループ間で強い否定的なアフィニティーを指定するコマンドを示します。ゾーンクラスタ ZC1 のリソースグループ RG1 と、グローバルクラスタのリソースグループ RG2 との間で強い否定的なアフィニティーを指定する必要がある場合は、次のコマンドを使用します。
# clresourcegroup set -p RG_affinities=--global:RG2 ZC1:RG1 |