Sun Cluster ソフトウェアは、クラスタ間またはクラスタ内のデータ複製方式として以下をサポートしています。
クラスタ間の複製 – 障害回復目的でのクラスタ間のデータ複製には、ホストベースまたはストレージベースの複製を使用できます。通常、ホストベースの複製とストレージベースの複製のいずれかを選択し、両方の組み合わせは選択しません。Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアで両方の種類の複製を管理できます。
ホストベースの複製
Sun StorageTek Availability Suite 4 (Solaris 10 OS 以降)
Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 (Solaris 9 OS)
このマニュアルでは、特に明記していないかぎり、Sun StorageTek Availability Suite ソフトウェアに言及している内容は、Sun StorEdge Availability Suite ソフトウェアにも該当します。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを使用しないでホストベースの複製を使用する場合は、付録 A 例の「Sun StorEdge Availability Suite または Sun StorageTek Availability Suite ソフトウェアを使用したホストベースのデータ複製の構成」を参照してください。
ストレージベースの複製
Hitachi TrueCopy および Hitachi Universal Replicator (Sun Cluster Geographic Edition 経由)
EMC Symmetrix Remote Data Facility (SRDF) (Sun Cluster Geographic Edition 経由)
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを使用しないでストレージベースの複製を使用する場合は、複製ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
クラスタ内の複製 – この方式は、ホストベースのミラー化の代替として使用されます。
アプリケーションベースの複製 – Oracle Data Guard はアプリケーションベースの複製ソフトウェアの例です。この種類のソフトウェアは障害回復目的でのみ使用されます。詳細については、『Sun Cluster Geographic Edition Data Replication Guide for Oracle Data Guard』を参照してください。