図 A–1 はリモートミラー複製を示しています。主ディスクのマスターボリュームのデータは、TCP/IP 接続を経由して二次ディスクのマスターボリュームに複製されます。リモートミラービットマップは、主ディスク上のマスターボリュームと、二次ディスク上のマスターボリュームの差分を追跡します。
リモートミラー複製は、リアルタイムに同期で実行することも非同期で実行することもできます。各クラスタの各ボリュームセットはそれぞれ、同期複製または非同期複製に構成できます。
同期データ複製では、リモートボリュームが更新されるまで、書き込み操作は完了したとは確認されません。
非同期データ複製では、リモートボリュームが更新される前に書き込み操作が完了したと確認されます。非同期データ複製は、長い距離や低い帯域幅で大きな柔軟性を発揮します。