この作業は、既存の定足数デバイスをほかの定足数デバイスに交換する場合に行います。定足数デバイスは、類似したデバイスタイプに交換することも (例: NAS デバイスをほかの NAS デバイスに置き換える)、あるいは類似点がないデバイスに交換することも (例: NAS デバイスを共有ディスクに置き換える) こともできます。
phys-schost# プロンプトは、グローバルクラスタのプロンプトを表します。この手順は、グローバルクラスタ上で実行します。
この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短縮形については、付録 B Sun Cluster オブジェクト指向コマンドを参照してください。
新しい定足数デバイスを構成します。
最初に、古いデバイスの代わりに、新しい定足数デバイスを構成に追加する必要があります。クラスタに新しい定足数デバイスを追加する方法は、「定足数デバイスの追加」を参照してください。
定足数デバイスとして交換するデバイスを削除します。
構成から古い定足数デバイスを削除する方法は、「定足数デバイスを削除する」を参照してください。
定足数デバイスが障害が発生したディスクである場合は、ディスクを取り替えます。
『Sun Cluster 3.1 - 3.2 Hardware Administration Manual for Solaris OS』で、使用しているディスク装置のハードウェア作業を参照してください。