次の VxFS 機能は、Sun Cluster 3.2 クラスタファイルシステムではサポートされていません。ただし、ローカルのファイルシステムではサポートされます。
クイック入出力
スナップショット
記憶装置チェックポイント
VxFS 固有のマウントオプション:
convosync (Convert O_SYNC)
mincache
qlog、delaylog、tmplog
Veritas クラスタファイルシステム (requires VxVM クラスタ機能および Veritas クラスタサーバーが必要)。 VxVM クラスタ機能は、x86 ベースのシステム上ではサポートされていません。
キャッシュアドバイザリは使用可能、効果が認められるのは特定のノードのみ
クラスタファイルシステムでサポートされる VxFS のそのほかの機能とオプションは、すべて Sun Cluster 3.2 ソフトウェアでサポートされます。クラスタ構成でサポートされる VxFS オプションの詳細については、VxFS マニュアルを参照してください。
VxFS を使用して高可用性クラスタファイルシステムを作成するための次のガイドラインは、Sun Cluster 3.2 構成に固有のものです。
VxFS マニュアルの手順に従って VxFS ファイルシステムを作成します。
主ノードから VxFS ファイルシステムをマウントおよびマウント解除します。主ノードは、VxFS ファイルシステムが存在するディスクをマスターします。二次ノードから VxFS ファイルシステムをマウントまたはマウント解除すると、失敗することがあります。
VxFS の管理コマンドはすべて、VxFS クラスタファイルシステムの主ノードから実行します。
VxFS クラスタファイルシステムを管理するための次のガイドラインは、Sun Cluster 3.2 ソフトウェアに固有のものではありません。しかし、これらのガイドラインは UFS クラスタファイルシステムを管理する方法とは異なります。
VxFS クラスタファイルシステム上にあるファイルは、クラスタ内にある任意のノードから管理できます。例外は ioctls で、ioctls だけは主ノードから実行する必要があります。管理コマンドが ioctl に関連するかどうかがわからない場合は、主ノードからコマンドを発行します。
VxFS クラスタファイルシステムが二次ノードにフェイルオーバーされると、フェイルオーバー時に実行中であったすべての標準システム呼び出し操作は、新しい主ノードで透過的に再実行されます。ただし、フェイルオーバー時に実行していた ioctl 関連の操作は失敗します。VxFS クラスタファイルシステムのフェイルオーバーのあとで、このクラスタファイルシステムの状態を調べます。フェイルオーバー以前に古い主ノードから実行された管理コマンドには修正処理が必要になることもあります。詳細については、VxFS のマニュアルを参照してください。