データベーストランザクションに失敗した場合、サーバー障害モニターは障害の原因になったエラーによって決定されるアクションを実行します。サーバー障害モニターが実行するアクションを変更するには、「Sun Cluster HA for Oracle サーバー 障害モニターのカスタマイズ」に説明されているように、サーバー障害モニターをカスタマイズします。
アクションで外部プログラムの実行が必要な場合、そのプログラムはバックグラウンドで別のプロセスとして実行されます。
可能なアクションは、次のとおりです。
無視。サーバー障害モニターはエラーを無視します。
モニター停止。データベースをシャッドダウンせずに、サーバー障害モニターが停止されます。
再起動。サーバー障害モニターは、Restart_type 拡張プロパティーの値によって指定されたエンティティーを停止および再起動します。
Restart_type 拡張プロパティーが RESOURCE_RESTART に設定されている場合、サーバー障害モニターはデータベースサーバーリソースを再起動します。デフォルトでは、サーバー障害モニターはデータベースサーバーリソースを再起動します。
Restart_type 拡張プロパティーが RESOURCE_GROUP_RESTART に設定されている場合、サーバー障害モニターはデータベースサーバーリソースグループを再起動します。
再起動を試みる回数は、Retry_interval リソースプロパティが指定する時間内に、Retry_count リソースプロパティが指定した値を超えることがあります。この状況が生じた場合、サーバー障害モニターは、別のノードやゾーンへのリソースグループの切り換えを試みます。
切り換え。サーバー障害モニターは、データベースサーバーリソースグループを別のノードまたはゾーンに切り換えます。使用可能なノードまたはゾーンがない場合、リソースグループを切り換える試みは失敗します。リソースグループを切り換える試みが失敗すると、データベースサーバーは再起動されます。