Sun Java System Microsoft Outlook 版 Connector のカレンダに関連する問題は次のとおりです。
新しいカレンダプロファイルを作成すると、古いカレンダのアラームが表示されます。(5104189)
デフォルトの Calendar Server として設定されている Outlook で新しく作成した予定表 (カレンダ) に初めてログインすると、Outlook が将来のイベントだけでなく、古いイベントについてもアラームをポップアップで表示します。
購読しているカレンダがカレンダビューに表示されません。(6190293)
カレンダを初めて購読すると、カレンダ名は「カレンダ」となり、購読するカレンダの名前にはなりません。購読するカレンダの名前を表示するには、Outlook をログオフしてから再度 Outlook にログインします。すると、購読するカレンダの名前が表示されます。
共有の予定表のリンクを開いても購読できません (Outlook 2003)。(6292026)
Outlook 2003 では、左側のペインの最下部にある予定表アイコンをクリックすると予定表ビューが表示されます。その予定表ビューで「共有の予定表を開く」をクリックすると、ユーザーが共有の予定表のユーザー名を入力できるダイアログが表示されます。既知の共有の予定表のユーザー名が入力されると、「フォルダを表示できません。現在のプロファイルは、ユーザーに対するこの操作をサポートするように設定されていません。」というエラーが表示されます。これは連絡先と仕事でも発生します。
回避策として、共有の予定表を参照するには、フォルダ一覧で共有の予定表を選択します。
バグ ID が採番されていない Microsoft Outlook 版 Connector のカレンダに関連するその他の問題を次に示します。
開催者の共有の受信トレイからの出席依頼を代理 (デリゲート) によって承諾または辞退した場合、予定表のイベントが開催者の予定表ではなく代理の予定表に追加されます。
予定表 (カレンダ) の添付ファイルを送信すると、Microsoft TNEF メッセージが送信されます。iTIP および iMIP の予定表 (カレンダ) の添付ファイルはサポートされていません。
デスクトップのタイムゾーンが Calendar Server のタイムゾーンと異なる場合、終日のイベントが終日ではないイベント (午前 12 時から午後 12 時までにスケジュールされた 1 つのイベント) になることがあります。
Outlook から出席依頼を作成するときに Calendar Server への保存時にエラーが発生しても、その出席依頼は Outlook によって送信されます。
Outlook で終了日を持たない定期的なイベントが作成された場合、そのイベントは Calendar Server 内では回数が有限のイベントとして保存されます。
また、空き時間情報も Calendar Server に保存されている回数だけしか保持されません。たとえば、毎日午前 10 時に繰り返されるイベントを Outlook で作成すると、Calendar Server では 60 回繰り返されるイベントとして保持されます。このイベントは、61 日目にも Outlook に表示されますが、空き時間の確認を行うと午前 10 時は「空き」と表示されます。
予定表 (カレンダ) のアクセス権を変更した場合、Outlook を再起動して新しいアクセス権の設定を共有の予定表の予定表フォルダに反映させる必要があります。
共有の予定表に表示されている仕事は、購読しているユーザーの仕事ではなく、ログインしているユーザーの仕事です。予定表ビューにはログインしているユーザーの仕事が常に表示されます。
Outlook で定期的な出席依頼を作成し、そのイベントの 1 つのインスタンスを削除した場合、削除の前に Calendar Server が最初の定期的な出席依頼を処理していないと、受信者 (出席者) には削除された出席依頼が表示されません。