Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 配備計画ガイド

Directory Server と Tier (層) アーキテクチャーの考慮事項

単一層アーキテクチャーから複数層アーキテクチャーへの移行では、まず Directory Server を専用のマシンに「分割」する必要があります。負荷が一定の量を超えると、同じホストの Directory Server と Messaging Server は特有のパフォーマンスの影響を受けます。これは、Messaging Server が Directory Server で動作するように設計されることによります。Directory Server を専用のマシンに分離することが、配備のパフォーマンスを向上させる最初の手順です。

層アーキテクチャーの詳細については、第 5 章「Communications Services 論理アーキテクチャーの開発」を参照してください。


注 –

Directory Server は、ディレクトリユーザー管理とソフトウェアアプリケーション設定とを明確に区別してインストールすることが可能です。このアーキテクチャーには 2 つのディレクトリが存在します。1 つはディレクトリホスト上のユーザーおよびグループ用ディレクトリ、もう 1 つは別のホスト上の設定ディレクトリです。ソフトウェアアプリケーション設定の部分を削除する必要がある場合、こうした区別をしておいたほうが、Directory Server から情報を削除する作業が容易になります。