Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 配備計画ガイド

レプリカロールプロモーションの使用

Directory Server には、ディレクトリインスタンスのレプリカロールを昇格させたり、降格させる方法があります。この機能により、レプリカハブをマルチマスターサプライヤに昇格させる、またはその逆を行うことができます。コンシューマをレプリカハブのロールに昇格させる、またはその逆を行うこともできます。ただし、コンシューマを直接マルチマスターサプライヤとして昇格させること、またはその逆を行うことはできません。この場合には、コンシューマはまずレプリカハブとなり、次にハブからマルチマスターのレプリカとなることができます。逆の場合も同じように実行できます。

レプリカロールプロモーションは分散配備に役立ちます。地理的に分散した 6 箇所のサイトがある場合について考えてみます。マルチマスターサプライヤを各サイトに配置したいと思いますが、最大 4 つのサイトに、サイトごとに 1 つ配置するだけに制限されています。ほかの 2 つの各サイトに少なくとも 1 つのハブを配置する場合は、ほかのマルチマスターサプライヤの 1 つがオフラインになっているか、または何らかの理由で運用されていない場合に、それらを昇格させることができます。

詳細については、『Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 Administration Guide』を参照してください。