カレンダクライアントモジュールとアドレス帳クライアントモジュールは、Web コンテナ、つまり Sun Java Systems Web Server または Sun Java Systems Application Server のいずれかに単一の Web アプリケーションとして配備されます。メールモジュールは、Messenger Express によってレンダリングされます。Messenger Express は、Messaging Server の HTTP サービスを使用する、スタンドアロンの Web ベースのメールアプリケーションです。
Messenger Express または MEM は、Communications Express の配備先と同じシステム上に配備する必要があります。
図 25–1 は、Communications Express ソフトウェアのアーキテクチャーを示したものです。
Communications Express は、次のモジュールで構成されます。
メール:メールコンポーネントは、クライアントによって読み取られ、解釈される JavaScript 言語を使用します。JavaScript ファイルはサーバーに配置され、クライアントにダウンロードされます。クライアントは JavaScript コードからデータを抽出し、Communications Express 機能をカスタマイズします。すべての変更およびカスタマイズは、サーバー上で行われます。
カレンダ:カレンダモジュールのプレゼンテーション層は、JavaServer PagesTM に基づいています。これらの JavaServer Pages ページは、クライアントの要件に合わせてカスタマイズできます。データ層は、JCAPI (Java API for Calendar) にアクセスすることで、HTTP ベースプロトコル経由での Calendar Server とのデータ交換を可能にします。
アドレス帳:アドレス帳コンポーネントは、XSL タグ、静的 HTML、および .js スクリプトを含む XML/XSL ファイルを使用します。XSL および JavaScript コードは、動的なデータの表示に使用します。これらの XSL ファイルは、アドレス帳コンポーネントをカスタマイズするように編集できます。