ホストまたはドメイン仕様が書き換えられると、次の 2 つの動作のうちどちらかが行われます。
チャネルタグがローカルチャネルまたは routelocal チャネルキーワードでマークされているチャネルのどちらにも関連付けられていない場合、またはアドレス内にほかのホストまたはドメイン仕様がない場合は、書き換え後の仕様が抽出された元の仕様に置き換えられ、書き換えプロセスが終了します。
チャネルタグがローカルチャネルまたは routelocal でマークされたチャネルに一致し、かつアドレス内にほかのホストまたはドメイン仕様がある場合は、書き換え後のアドレスが破棄され、アドレスから元 (初期設定) のホストまたはドメイン仕様が削除されます。次にそのアドレスから新しいホストまたはドメイン仕様が抽出され、プロセス全体が繰り返されます。書き換えプロセスは、すべてのホストまたはドメイン仕様がなくなるか、あるいはローカルでないチャネルまたはルートローカルでないチャネルを介したルートが見つかるまで続けられます。MTA がソースルートをサポートできるのは、この反復メカニズムがあるためです。実際、ローカルシステムまたはルートローカルシステムを介した不必要なルートは、このプロセスによってアドレスから削除されます。