Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

mtaTable

これは 1 次元のテーブルで、applTable の各 MTA に対してそれぞれ 1 つの行があります。各行には、mtaGroupTable で選択された変数に対し、その MTA 内のすべてのチャネル (グループと呼ばれる) における合計が示されます。

以下に、applTable (mib-2.28.1.1) のデータ例を示します。


mtaTable:

    mtaReceivedMessages.1 = 172778        
    mtaStoredMessages.1 = 19
    mtaTransmittedMessages.1 = 172815
    mtaReceivedVolume.1 = 3817744
    mtaStoredVolume.1 = 34
    mtaTransmittedVolume.1 = 3791155
    mtaReceivedRecipients.1 = 190055
    mtaStoredRecipients.1 = 21
    mtaTransmittedRecipients.1 = 3791134
    mtaSuccessfulConvertedMessages.1 = 0 (1)
    mtaFailedConvertedMessages.1 = 0
    mtaLoopsDetected.1 = 0               (2)

         

注:

.x というサフィックス (.1) は、applTable におけるアプリケーションの行番号を示します。上の例の .1 は、このデータが applTable 内にある最初のアプリケーションのものであることを意味しています。つまり、このデータは MTA に関するものです。

  1. 変換チャネルは、ゼロ以外の値しかとりません。

  2. 現在 MTA のメッセージキューに保管されている .HELD メッセージファイルの数をカウントします。

mtaTable の使用法

mtaLoopsDetected がゼロでない場合は、メールのループ問題があります。問題を解決するために、MTA キューの.HELD ファイルを見つけ、診断します。

システムが変換チャネルを使ってウィルススキャンを行い、ウィルスに感染したメッセージを拒否した場合は、mtaSuccessfulConvertedMessages によって、感染したメッセージの数と、その他の変換失敗の数がレポートされます。