このリリースノートには、Sun Java System Instant Messaging 7 2006Q1 のリリース時点で判明している重要な情報が記載されています。ここでは、新機能、拡張機能、既知の問題と制限、およびその他の情報について説明します。Instant Messaging 7 2006Q1 を使い始める前に、本書をお読みください。
最新版のリリースノートは、次の Sun Java System ドキュメント Web サイトから入手できます。http://docs.sun.com/ソフトウェアをインストールおよび設定する前に、この Web サイトを確認してください。また、その後も定期的に Web サイトを確認して、最新のリリースノートや製品マニュアルを参照してください。このリリースノートには、以下の項目があります。
このリリースノートにあるサードパーティーの URL を参照すると、追加および関連情報を入手できます。
このマニュアルで述べる外部 Web サイトの利用の可否について、Sun は責任を負いません。こうしたサイトやリソース上またはこれらを通じて利用できるコンテンツ、広告、製品、その他の資料について Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。こうしたサイトやリソース上で、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生したいかなる損害や損失についても、Sun は直接的にも間接的にも、一切の責任を負いません。
Sun Java System Instant Messaging を使用すると、Presence に対するセキュリティーが確保され、機能性の高いメッセージ交換をリアルタイムに行うことができるため、コミュニティーのユーザーが迅速かつ安全に通信および共同作業を行うことができます。Sun Java System Instant Messaging は、メッセージング機能に、会議室、アラート、ニュース、調査、およびファイル転送機能を一体化させることで、共同作業を行う優れた環境を提供します。このソフトウェアは、LDAP、Sun JavaTM System Identity Server または Sun JavaTM System Portal Server を使用して管理されている既存のコミュニティーを活用します。
ここでは、このリリースで Instant Messaging に追加された次の新機能について説明します。
このリリースの Instant Messaging では、複数の Instant Messaging サーバーを接続して 1 台のサーバーと同じサービスを提供することができます。これによって水平方向のスケーラビリティーが可能になり、冗長性を増すことで可用性も高まります。
このリリースには HTTP ゲートウェイが組み込まれており、このゲートウェイを使用して HTTP を介した XMPP サーバーへの接続が可能となります。この機能を使用して、HTML/JavaScript Instant Messaging クライアントや J2ME 1.0 クライアントを有効にしたり、ファイアウォールを通過したりすることができます。
Instant Messaging サーバーの設定で、インスタントメッセージや会話のコピーを電子メール経由で送信できるようになりました。エンドユーザーは過去の会話やアラートを簡単な操作で取得できます。またアーカイブは、コンプライアンスや監査にも利用できます。
Windows の場合、システム起動時に Instant Messenger が自動的に起動するように設定できます。クライアント診断にも改良が加えられました。また、vCard をサポートするようになりました。
Instant Messaging ホストの DNS 解決を、API とサーバーがサポートするようになりました。以前のリリースでは、Instant Messaging サーバーは DNS ドメインではなく Instant Messaging に固有の論理ドメインを使用して、ほかの Instant Messaging サーバーに対してサーバー自身やサーバーのユーザーを識別していました。このリリースでは、Instant Messaging サーバーが完全修飾ドメイン名を使用して、サーバー自身をネットワーク上で識別するようになりました。
このバージョンでは、log4j の機能を最大限に活用できます。ログ記録の形式やログの出力先を制御することができます。
configure ユーティリティーを実行したときに、Sun Java System Calendar Server と Sun Java System Access Manager に関する情報の入力が求められるようになりました。これらのサーバーと連携させるために Instant Messaging を手動で設定する必要はなくなりました。
このリリースでは、次の機能に変更が加えられたかまたはサポートされなくなりました。
imadmin check コマンドが imadmin status に変更されました。ただし imadmin check もこのリリースで引き続きサポートされています。
Instant Messaging は、すべてのサーバー通信に SSL ではなく StartTLS を使用するようになりました。マルチプレクサでは、引き続き SSL をサポートしています。
ここでは、Instant Messaging ソフトウェアのインストール要件を示します。インストールを実行する前に、ハードウェアおよびオペレーティングシステムに関して最小限の要件を満たしていることを確認してください。JRE 1.4 は、サーバーとクライアントの両方でサポートされています。また、インストールする前に、製品のパッチをすべて適用してください。
このリリースの Instant Messaging ソフトウェアには、次のハードウェアおよびソフトウェアが必要です。
このリリースの Sun Java System Instant Messaging は、次のプラットフォームに対応しています。
SolarisTM 9 (5.9) OS (SPARC® プラットフォーム版、x86 プラットフォーム版、および Opteron プラットフォーム版)
SolarisTM 10 OS (SPARC® プラットフォーム版、x86 プラットフォーム版、Opteron プラットフォーム版)
Red Hat Enterprise Linux AS 2.1 および AS 3.0
Solaris 用の推奨パッチのリストは、次の場所にあります。
このバージョンの Instant Messaging は、次のバージョンのサーバーソフトウェアと互換性があります。
Sun Java System Access Manager 6 2005Q4
Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8 2005Q4
Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4
Sun Java System Directory Server 5 2005Q4
Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4
Sun Java System Portal Server 6 2005Q4
Sun Java System Web Server 6.1 2005Q4 SP4
Sun Java System Instant Messaging をインストールするための最小ハードウェア要件は、次のとおりです。
ソフトウェア用として約 300M バイトの空きディスク領域。
ユーザーごとに約 5K バイトのディスク領域。
256M バイト以上の RAM。必要な RAM の容量は、並行して実行されるクライアント接続の数およびサーバーとマルチプレクサを同一のホストに導入するかどうかに応じて変化します。
今回のリリースは、次のクライアントプラットフォームに対応しています。
Solaris 9 および 10
Microsoft Windows 98 以降 (ME、NT (SP 6a)、2000、XP)
Mac OS X 10.1 以降
Red Hat Linux 7.2 以降
このリリースの Instant Messaging は、Instant Messenger に加えて XMPP 準拠のすべてのクライアントをサポートします。jabber.org Web サイトに、XMPP に準拠したクライアントの完全なリストがあります。
Windows の場合、次のブラウザから Java Plug-in を使用することによって Instant Messenger を実行できます。
Netscape 4.7x、7 以降
Mozilla 1.2 以降
Internet Explorer 5.0 以降
クライアントマシンに Java 1.4 以降のバージョンがインストールされている場合は、そのままの状態で Java Plug-in および Java Web Start を使用できます。Netscape Navigator v7 および最近のバージョンの Mozilla ブラウザには、Java v1.4 以降が含まれています。Internet Explorer には最新版の Java は含まれていません。Java 1.4 でクライアントを使用して問題が起きる場合は、5.0 にアップグレードしてください。JDK 5.0 は Sun Java System Instant Messaging に含まれています。
クライアントマシンに Java v1.4 以降がインストールされていない場合は、新たにインストールする必要があります。次の場所から Java v1.4 をダウンロードしてインストールできます。
HTML リンクは、Instant Messenger を介して交換できます。Instant Messenger 内で HTML リンクをクリックすると、リンクがアクティブになります。リンクがアクティブになると、メッセンジャーによりブラウザが起動されます。表 1 に、サポートされているオペレーティングシステムとブラウザの組み合わせの一覧を示します。
表 1 サポートされているクライアント OS とブラウザの組み合わせ
オペレーティングシステム |
ブラウザ |
---|---|
Solaris |
Netscape Communicator 4.7x 以降 |
Red Hat Linux 7.x |
Netscape 4.7 |
Red Hat Linux 8.0 以降 |
Mozilla 1.2 以降 |
Windows 98/ME/NT/2000/XP |
制限なし |
Mac OS X |
制限なし |
Instant Messenger は、ほとんどのプラットフォーム上で 20 〜 40M バイトのメモリーを使用します。メモリー要件を見積もる際には、クライアントマシンで使用するほかのアプリケーション (オペレーティングシステムを含む) の要件も考慮してください。Instant Messenger およびほかのアプリケーションを快適に使用するためには、ほとんどの場合、128M バイト以上の RAM を搭載することが推奨されています。メモリー消費量の多いオペレーティングシステムを使用する場合は、より多くのメモリーが必要になります。
このメディアの公開以降にリリースされたアクセシビリティー機能を取得するには、Section 508 製品アセスメントを参照してください。これは、アクセス可能なソリューションの配備に最適なバージョンを判別するためのもので、Sun に請求することで入手できます。アプリケーションの更新バージョンは、 Sun Java Enterprise System ソフトウェアダウンロードページから入手できます。
アクセシビリティーに関する Sun の方針については、Sun's Accessibility Programを参照してください。
次の表に、最終リリース以降に Instant Messaging 7 2006Q1 で修正されたバグを示します。
表 2 Instant Messaging 7 2006Q1 で修正されたバグ
バグ番号 |
説明 |
---|---|
5006892、5072583 |
(Windows のみ) コンピュータのブート時にクライアントが起動するように設定することができるようになりました。また、Instant Messenger の起動フォルダへのショートカットを追加することもできます。 |
5077008 |
「ユーザーのステータス変更をポップアップ表示」が、所定の動作をするようになりました。 |
5088422 |
無効な証明書を受理するおそれのあるユーザーに対して、Instant Messenger が警告するようになりました。 |
5089753 |
Instant Messaging サーバーで LDAPS 接続を確立できるようになりました。 |
5105226 |
チャットウィンドウの「X」アイコンをクリックして、チャットウィンドウを終了できるようになりました。 |
6199743 |
これまでは、チャットウィンドウに日本語で入力した文字をコピーして、チャットウィンドウ内に貼り付けると、チャットウィンドウで未確定文字列が表示されませんでした。この問題は修正されました。 |
6202905 |
Instant Messaging が JEP-0054 に準拠する vCard をサポートするようになりました。 |
6203662 |
Linux では、これまで Instant Messaging インストール時に、監視エージェントがデフォルトで有効ではありませんでした。この問題は修正されました。 |
6264578 |
imadmin version コマンドが正しい製品バージョンを返すようになりました。 |
6269951 |
アットマーク記号 (@) を含む JID を拒否するときに、サーバーが応答でエラーを返すようになりました。 |
6271708 |
サーバー間環境で SSL を使用することによる問題が起きなくなりました。 |
6302963 |
Instant Messaging サーバーおよび API で、JID の正規化とマッチングルールに stringprep 標準を使用するようになりました。 |
6303062 |
ユーザーがすでに使われているニックネームを使用しようとした場合に、Instant Messaging サーバーから衝突エラーが返されるようになりました。また、サーバーでニックネームの変更がサポートされるようになりました。 |
6306638 |
Sun Cluster のある配備環境で、Instant Messaging は imadmin start、imadmin stop、および imadmin refresh を使用することができなくなりました。Instant Messaging コンポーネントの開始、停止、および更新には Sun Cluster ユーティリティーを使用してください。 |
6307051 |
XMPP/HTTP ゲートウェイを使用している場合、新しいユーザー登録がサポートされるようになりました。 |
6316963 |
ニュースチャネルの電子メールアーカイブが、NULL ポインタ例外を出して失敗することがなくなりました。 |
6318101 |
これまでは、クライアント名簿 (連絡先リスト) に連絡先の表示名ではなく JID が表示される場合がありました。この問題は修正されました。 |
6319820 |
Presence 情報を受信する前に、セッション優先順位は設定されなくなりました。 |
6321820 |
muc_presencebroadcast のサポートが追加されました。 |
6324595 |
サーバーが 1 つしかない配備環境で大容量のファイルを転送したときに、Instant Messenger がクラッシュしなくなりました。 |
6334537 |
これまでは、非活動ループになると、マルチプレクサから並列変更例外がスローされていました。この問題は修正されました。 |
6336947 |
iim.conf に特定のパラメータと値が含まれている場合に、redbadmin generate コマンドを実行すると iim.instancevardir/db に正しくないリダイレクトデータベースが作成される問題が修正されました。この問題は、共有ファイルシステムを使用するプールされたサーバーがある配備環境で発生していました。 |
6339599 |
「会議室を検索」ダイアログの検索フィールドの名前が「名前」から「ID」に変更されました。 |
6340833 |
会議室電子メールアーカイブが、NULL ポインタ例外を出して失敗することがなくなりました。 |
この節では、主要な製品マニュアルに含まれていない最新の情報を示します。次の項目について説明します。
このリリースをインストールするには、まず Sun Java System Instant Messaging 7 2005Q4 をインストールしてから、ご使用のオペレーティングシステム用のパッチを適用して、このリリースにアップグレードする必要があります。パッチは SunSolve Online から入手できます。
SolarisTM (SPARC ®) – 118789-13、118786-11、120841–01 (ローカリゼーション用)
SolarisTM (x86) – 118790-13、118787-11、120841–01 (ローカリゼーション用)
Linux – 118791-13、118788-11、120842–01 (ローカリゼーション用)
(問題番号: 6365694) ユーザープロパティーを LDAP に格納する場合は、configure
ユーティリティーを実行する前に、Sun Java System Access Manager をインストールする必要があります。
『Instant Messaging インストールガイド』はなくなりました。Instant Messaging 7 2006Q1 を初めてインストールする場合は、『Sun Java System Enterprise System インストールガイド』でインストール方法を参照してください。Instant Messaging の以前のリリースからアップグレードする場合は、『Sun Java System アップグレードと移行』で手順を参照してください。
(問題番号: 6339952、Linux のみ) Sun Java System Instant Messaging 7 2005Q4 からこのリリースにアップグレードする予定で、ユーザープロパティーを格納するファイルをデフォルトの場所で使用している場合 (iim.userprops.store = "file")、アップグレードする前にユーザーデータを /var/opt/sun/im/db から /var/opt/sun/im/default/db にコピーすることが必要です。
Instant Messaging の設定時に、Sun Java System Identity Server を使用してポリシーを保存するように選択すると、次のようなポリシーが作成されます。
Instant Messaging サービスおよび Presence サービスの管理権限
Instant Messaging の設定変更権限
Instant Messaging 会議室の管理権限
『Sun Java System Instant Messaging 7 2006Q1 Administration Guide』は英語版でのみ入手できます。このマニュアルは、このリリースでは地域対応されていません。
Instant Messenger 7 2006Q1 には 7 2006Q1 サーバーが必要です。サーバー間通信は、サーバーのリリース 7 2005Q4 と7 2006Q1 とで互換性があります。iim.conf のサーバー設定を変更する必要はなく、ほかのサーバー関連のデータを移行する必要もありません。『Sun Java Enterprise System 2005Q4 Upgrade and Migration Guide』も参照してください。
Instant Messaging をサーバープールが設定されている環境に配備するときの調整とパフォーマンス、およびガベージコレクションの最適化に役立つ情報を、次の節で説明します。
この情報は、『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Deployment Planning Guide』とともに使用するようにしてください。
サーバープールの配備では、サーバープール内の各 Instant Messaging サーバーをそれぞれ同じようにセットアップする必要があります。
Instant Messaging サーバーの実行には、パフォーマンスに優れ、人間工学機能のサポートによりコマンド行による調整を必要としない J2SE バージョン 5 を使用してください。このバージョンの Java の使用に関する詳細については、次の文書を参照してください。
Instant Messaging サーバーは、iim.conf の iim.jvm.maxmemorysize パラメータを使用して、割り当てる JVM ヒープの最大サイズを設定します。このパラメータのデフォルト値は 256M バイトですが、Instant Messaging のアクティブな大容量配備ではそれ以上のメモリーが必要になります。サーバープール内の Instant Messaging サーバーに割り当てるメモリーの容量は、サポートが必要となる並行アクティブユーザーの数によって異なります。サーバープール内の各 Instant Messaging サーバーに 256M バイトが必要となることに加えて、接続/アクティブ状態の各ユーザーが次のような操作を毎日実行する場合には、個々のユーザーにさらに 65K バイトが必要となります。
Presence 更新を 2 回
10 分間のチャットを 5 回
15 分間のマルチユーザー会議室を 1 回
ログアウトとログインを 1 回
ニュースやファイル転送といった Instant Messaging の追加サービスを使用したり、メッセージフィルタ、アーカイブ、SSL などの機能を使用することによりユーザーの作業負荷が増える場合には、消費するメモリーがさらに増えます。Instant Messaging を本稼働環境に配備する前に、標準的なユーザー活動のロードプロファイリングを行うようにしてください。Instant Messaging 配備のロードプロファイリングの詳細については、Sun サポートサービスにお問い合わせください。
Instant Messaging には、クライアントとサーバー間、およびサーバーとサーバー間での要求の受け渡しに使用するスレッドプールのサイズと動作を調整する、一連の設定オプションが備わっています。これらのスレッドプールと関連付けられたサービスポートとを組み合わせることで、Instant Messaging サーバーのスループットを向上させることができます。
オプション名 |
説明 |
デフォルト値 |
---|---|---|
iim_server.maxthreads |
デフォルトスレッドプールの最大スレッド数。 |
20 |
iim_server.threadpool |
個々のスレッドプールのリスト。 |
(すべてがデフォルトスレッドプールを使用する。) |
iim_server.threadpool.capacity |
デフォルトスレッドプールの容量 (*)。 |
10 * maxthreads |
iim_server.threadpool.aaa.maxthreads |
指定したスレッドプール aaa の最大スレッド数: maxthreads(aaa) |
4 |
iim_server.threadpool.aaa.capacity |
指定したスレッドプール aaa の容量。 |
10 * maxthreads(aaa) |
表 3 Instant Messaging 用に定義されているスレッドプール
名前 |
用途 |
---|---|
s2s-in |
すべてのサーバー間インバウンド通信。ポートがサーバー間通信を許可する場合には、このスレッドプールが使用されます。 |
s2s-out |
すべてのサーバー間アウトバウンド通信。ポートがサーバー間通信を許可する場合には、このスレッドプールが使用されます。 |
s2s |
すべてのサーバー間通信、つまり s2s-in と s2s-out の和集合。 |
「サービスポートの設定」 で説明されている手順にしたがって、定義したスレッドプールを関連付けられたサーバー専用のサービスポートで使用するよう指定することができます。
スレッドプールの容量を超えると、メッセージが標準エラーに出力されます。Instant Messaging サーバーは、要求の数がスレッドプール容量の値より少なくなるまで、スレッドプールに対する追加要求を受け入れません。この状況がサーバープール環境で発生した場合には、次の操作が必要となる可能性があります。
スレッドプールの容量を増やす
定義したスレッドプールを指定する
スレッドプールの maxthreads の数を調整する
サーバー専用のサービスポートを使用する
メモリーを増やすことが必要となる場合もある
サーバープール内でユーザーをより効率的に分散させる
!s2s thread pool iim_server.threadpool=s2s-in iim_server.threadpool.s2s-in.maxthreads=5 |
サービスポートにはいくつもの設定オプションがあります。この節では、それらのオプションについて説明します。
オプション |
定義 |
デフォルト値 |
---|---|---|
iim_server.useport |
標準ポートを開く (StartTLS で可能) |
true |
iim_server.usesslport |
SSL ポートを開く (折衝不能 TLS) |
false |
iim_server.usemuxport |
マルチプレクサポートを開く |
true |
iim_server.port |
標準ポートのリスト |
5269 |
iim_server.sslport |
SSL ポートのリスト |
5270 |
iim_mux.serverport |
マルチプレクサポートのリスト |
45222 |
iim_server.port.port .sndbuf |
ソケット send バッファーサイズ |
なし |
iim_server.port.port .rcvbuf |
ソケット recv バッファーサイズ |
なし |
iim_server.port.port .interface |
バインド先の個別ネットワークインターフェースのリスト |
なし (任意) |
iim_server.port.port .protocol |
このポート (クライアント、サーバー、コンポーネント、ピア) で許可されているプロトコルのリスト |
all/any |
iim_server.port.port .nodelay |
Nagles アルゴリズムを有効にする |
false |
サービスポートのスループットは、ポートの送信または受信バッファーサイズを調整することによって向上する場合があります。
iim_server.port = 5269, 45269, 15222 iim_server.port.5269.protocol = server iim_server.port.45269.protocol = peer, component iim_server.port.45269.sndbuf= 512000 iim_server.port.45269.recvbuf= 512000 iim_server.port.15222.protocol = client |
(問題番号: 6279277) JRE のバージョン 1.4.2 と 1.5 でガベージコレクションの処理方法が異なるため、サーバーのホストでバージョン 1.4.2 のデフォルトガベージコレクションを使用した場合に、最適なパフォーマンスが得られない場合があります。この状況を修正するには、JRE のバージョンを 1.5 にアップグレードするか、またはサーバー起動時に次のコマンド行オプションを組み込むことができます。
-XX:+UseParallelGC |
JRE ガベージコレクションの詳細については、次を参照してください。
JRE 1.4.2 - Tuning Garbage Collection with the 1.4.2 Java Virtual Machine
JRE 1.5 – Tuning Garbage Collection with the 5.0 Java Virtual Machine
(問題番号: 6298156) オンラインヘルプに、会議室モデレータはメッセージを承認する前に編集可能であるという間違った記述があります。これは誤りです。会議室モデレータは、ほかのユーザーによって送信されたメッセージを編集できません。
(問題番号: 6279307) 連絡先グループからすべての連絡先を消去してからログアウトして再びログインすると、連絡先を消去した連絡先グループが削除されるということが、オンラインヘルプに記述されていません。
(問題番号: 5010947) マルチプレクサは DNS を直接照会し、getbyhostname を使用しないということを、マニュアルに記述すべきです。ホスト名の解決に DNS を使用しない場合は、iim.conf でホスト名の代わりに IP アドレスを使用できます。DNS を使用している場合、nsswitch.conf 内の hosts を次のようにして変更します。
hosts: files dns |
ここでは、Instant Messaging 7 2006Q1 リリース時の、重要度の高い既知の問題の一覧を示します。
パッチ更新は、頻繁に発行されています。Sun Java System Instant Messaging のインストールまたは使用時に問題に遭遇した場合は、その問題の修正を入手可能かどうかを Sun Support にお問い合わせください。
「既知の問題と制限事項」 では、既知の問題と制限事項の一覧を示します。
表 4 既知の問題と制限事項
ID |
概要 |
|||
---|---|---|---|---|
4609599 |
マルチバイト文字のフォントをカスタマイズするためには、最初にテキストを入力して、次にそのテキストを強調表示してフォントのカスタマイズを適用する必要があります。 |
|||
4632723 |
アイドル状態の検出機能は、Mac OS には実装されていません。 ユーザーが Instant Messaging セッションから退出しても、ユーザーの不在は自動的には検出されません。 回避策: Mac OS ユーザーは、退室前にステータスを明示的に「不在」に設定する必要があります。 |
|||
4806791 |
画像の埋め込まれたアラートが、正確に表示されません。 受信者が画像の埋め込まれたアラートを受信した場合、画像が中央に表示されず、添付のテキストのフォント情報が失われます。 |
|||
4841572 |
カスタマイズされたステータスが削除できません。 回避策: 最も少なく使用されたステータスが、最終的に削除されます。ステータスを即座に削除するには、カスタマイズした 5 つの新規ステータスを追加します。すると、最も古いステータスが消滅します。 |
|||
4846542 |
MAC OS 上で、Java Web Start クライアントから印刷を試みるとInstant Messenger がハングアップします。 回避策: メッセージをコピーし、ほかのアプリケーションに貼り付けてから、印刷を行ってください。 |
|||
4852882 |
Calendar Server のアラームタイプが、次のように text/xml に設定されるとします。 caldb.serveralarms.contenttype = "text/xml" この場合、Instant Messenger の「タスク期限のリマインダ」アラートウィンドウの「リマインダ」フィールドが空白になります。 回避策: このフィールドを "text/calendar" に設定します。 |
|||
4858320 |
ある会議への参加権限を持たないユーザーにその会議への参加を依頼した場合、その操作の結果が正しく表示されません。そのユーザーは実際には参加依頼を受け取っていないのに、そのユーザーに参加が依頼されたかのように表示されます。 |
|||
4860906 |
特定の gb18030 文字を使用すると、conf_room/news を作成できません。 会議とニュースの ACL ファイル名は、Instant Messenger から提供された名前を使って記述されるため、それらの名前にチベット文字またはアラビア文字が含まれていた場合、ACL の作成時に問題が発生します。 |
|||
4871150 |
一部のロケールでは、Instant Messenger の印刷時にエラーが発生します。 回避策: 印刷するテキストを、印刷可能な別のアプリケーションにカット&ペーストします。 |
|||
4922347 |
チャットルーム内で読み取り専用ユーザーと完全な権限を持つユーザーとを区別する方法がありません。このため、あるユーザーが読み取り専用権限しか持たないユーザーにメッセージを送信した場合に、混乱が生じる可能性があります。読み取り専用ユーザーは、メッセージを受け取れません。 |
|||
4929247 |
モデレータがあるユーザーに対して Presence アクセスを拒否すると、そのユーザーはメッセージを送信できません。 |
|||
4929295 |
複数の Instant Messaging ポリシーがユーザーに適用されている場合、ポリシー間で矛盾が生じる可能性があります。たとえば、「一般」と「会議室管理者」のポリシーが 1 人のユーザーに適用されている場合、このユーザーは会議室を管理できません。 回避策: 「会議室の管理権限」チェックボックスの選択を解除して、正会員のユーザーポリシーを編集します。こうすることにより、2 つのポリシーが矛盾しなくなります。 |
|||
4944558 |
「アラート」ウィンドウの「Web 表示」タブに、Web ページが正しく表示されない場合があります。これは、Java HTML レンダリングの制限です。 回避策: 「Web 表示」タブの代わりに「メッセージ作成」タブを使用して URL を送信してください。 |
|||
4960933 |
Windows のタスクバーのメニューラベルが、マルチバイト文字を使用する一部のロケールでは正しく表示されません。メニュー機能への影響はありません。 |
|||
4978293 |
zh_HK ロケールでは、Instant Messenger が英語で表示されます。 回避策: ログインに zh_HK ロケールを使用するマシン上で繁体字中国語 (zh_TW) のメッセージを表示するには、zh_TW へのシンボリックリンクを作成する必要があります。 |
|||
5004449、5084745 |
Linux では、configure ユーティリティーを実行すると、画面に警告メッセージが表示される場合があります。通常、これらの警告メッセージは、次のテキストで始まります。
実際にエラーが発生したわけではないので、設定は期待どおりに機能します。 |
|||
5010947 |
マルチプレクサは DNS を直接照会し、getbyhostname を使用しないということを、マニュアルに記述すべきです。 回避策: ホスト名の解決に DNS を使用しない場合は、iim.conf でホスト名の代わりに IP アドレスを使用できます。DNS を使用している場合、nsswitch.conf 内の hosts を次のようにして変更します。 hosts: files dns |
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5042884 |
エンドユーザーが、検索結果に含まれるアーカイブデータを閲覧できてしまいます。これはアーカイブのプロバイダに問題があります。 |
|||
5050973 |
ニュースメッセージのプロパティが、ニュースメッセージと一緒に送信されません。その結果、次のクライアント機能が影響を受ける可能性があります。
|
|||
5051299 |
サーバー間の通信で、エンドユーザーに対してニュースチャネルのアクセス権が機能しません。たとえば、アクセス権が NONE に設定されているユーザーが READ アクセス権を持つことができます。 |
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5051369 |
サーバー間の通信で、別のサーバーでニュースチャネルに登録しているエンドユーザーが、ニュースチャネルのメッセージ作成者とチャットできません。 |
|||
5051371 |
サーバー間の通信で、NONE、READ、および WRITE などのエンドユーザーのアクセス権が、会議室で正しく機能しません。 |
|||
5065241、5080586 |
Instant Messenger がサーバーに接続されていないのに、ステータスを変更するオプションが表示されます。接続されていない状態でステータスに加えられた変更は、有効になりません。 |
|||
5071025 |
Instant Messenger で新規の連絡先グループを作成し、そのグループに連絡先を割り当てないで、ログアウトして再度ログインすると、この連絡先グループが連絡先一覧に表示されなくなります。 回避策: Instant Messenger からログアウトする前に、連絡先グループに連絡先を追加します。 |
|||
5082579 |
ネットワーク接続が切断された後も、ユーザーステータスがオンラインのままになります。 |
|||
5087303 |
エンドユーザーが最後に正常にログインしたサーバーが、Instant Messenger の「ログイン」ダイアログボックスに表示されない場合があります。この動作はユーザー名の動作と矛盾します。ユーザー名の場合は、最後に正常に使用されたユーザー名が、「ログイン」ダイアログボックスに表示されます。 回避策:
|
|||
5104840 |
ユーザーが「設定」ダイアログボックスの「プライバシ」タブで行った変更は、「了解」をクリックしたときではなく、変更が行われたときに保存されます。このため、このタブで変更を行った後で「取消し」をクリックしても、変更が保存されます。 |
|||
6186465 |
Instant Messenger でテキストをカット&ペーストすると、余計なキャリッジリターンが追加される場合があります。 |
|||
6195180 |
「ニュース」ウィンドウに件名と送信者が表示されない場合があります。 |
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6200472 |
このリリースの SDK から Sun Java System Instant Messaging 6 2004Q2 サーバーを実行する場合、コラボレーションセッションファクトリオブジェクトのプロパティを明示的に設定して、従来のプロトコル実装を使用する必要があります。このリリースの SDK は、従来のプロトコル実装をサポートしていますが、デフォルトでは、新しいプロトコル実装 (XMPP) を使用します。従来のプロトコル実装を使用するには、次のコンストラクタを API で使用して、CollaborationSessionFactory を使用する必要があります。
|
|||
6203957 |
Linux では、openLDAP クライアント RPM がインストールされていない場合、ldapmodify を実行しようとすると、imServiceConfigure が失敗します。 |
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6205657 |
すでに会議室に参加しているユーザーに対してアクセス権を変更しても、その変更は、「会議室」ウィンドウを再起動するまで有効になりません。 回避策: 「会議室」ウィンドウを閉じて再起動し、アクセス権を更新します。 |
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6213223、6217766 |
メッセージをニュースチャネルに投稿して、投稿したメッセージを表示せずにログアウトすると、メッセージが失われたように見えます。実際にはメッセージは存在しており、表示できないだけです。 回避策: Instant Messenger からログアウトする前に、ニュースチャネルに投稿したメッセージを表示するか、そのニュースチャネルを登録解除して、もう一度登録します。 |
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6213365 |
アップグレード後に Instant Messaging サービスを起動できません。 回避策: アップグレードを行う前に、SUNWiimdv パッケージを削除します。 |
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6217627 |
必要メモリーに満たないマシンでは、configure ユーティリティーは Instant Messaging の設定を完了しますが、例外がスローされる場合があります。 回避策: configure ユーティリティーをインストールまたは実行する前に、システムが最小限のメモリー要件を満たしていることを確認してください。それでもこの問題が発生する場合は、次を実行します。 Solaris: /opt/SUNWiim/lib/imServiceConfigure Linux: /opt/sun/im/lib/imServiceConfigure |
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6244099 |
『管理ガイド』には、Java プラグイン用の Instant Messenger アーカイブコントロールコンポーネントの有効化について、混乱を招くような情報が含まれています。このコンポーネントは、このリリースには存在しません。 |
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6279277 |
サーバーのホストで JRE 1.4.2 のデフォルトガベージコレクションを使用すると、メモリーのパフォーマンスが低下します。 回避策: 手順については、「パフォーマンス、スケーラビリティー、およびサイジングに関する考慮事項」を参照してください。 |
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6279307 |
連絡先グループからすべての連絡先を消去してからログアウトして再びログインすると、連絡先を消去した連絡先グループが削除されるということが、オンラインヘルプに記述されていません。 |
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6282401 |
Sun Java System Instant Messaging 6 2004Q2 は、このリリースに含まれる共有コンポーネントと互換性がありません。 回避策: 共有コンポーネントをアップグレードする必要がある場合は、すべての Instant Messaging コンポーネントを現在のバージョンにアップグレードします。 |
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6282887 |
Windows 2000 上で動作するローカライズされた Instant Messenger では、フォルダポップアップメニューの最初の項目が正しく表示されません。この項目には、「閉じる」というテキストが表示されるはずです。 |
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6286776、6288533 |
サーバー間の環境で Instant Messenger を使用する際に問題が発生します。 回避策: SunSolve Online から製品パッチをダウンロードします。 |
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6291159 |
iim.conf の iim_server.clienttimeout パラメータに設定された値と、Instant Messenger がサーバーから接続解除されるまでの経過時間が異なります。 回避策: 次のシステムプロパティーを、-D オプションを使って設定します。
値を、Instant Messenger がサーバーにバイトを送信開始するまでの秒数に設定します。これらのバイトは、タイムアウトおよびそれに続く接続の切断を防ぐためだけに使用されます。 |
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6292212 |
SSL 経由で接続しているクライアントが切断され、再接続を試行すると、証明書を受け入れるよう再び求められます。 |
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6298156 |
オンラインヘルプに、会議室モデレータはメッセージを承認する前に編集可能であるという間違った記述があります。会議室モデレータはメッセージを編集できません。 |
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6302273 |
Sun Java System Access Manager の配備で、Sun Java System Access Manager がタイムアウトになると、Instant Messenger は切断され、Instant Messaging サーバーが再起動するまで再接続できなくなります。 回避策: SunSolve Online から製品パッチをダウンロードします。 |
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6302312 |
Instant Messenger の接続がサーバーから切断されると、再接続しても正しく動作しない場合があります。たとえば、Presence 情報が正しく表示さないために、会議室が機能しないことがあります。 回避策: 接続が切断された後で会議室に参加するには、「会議室」タブの会議室をダブルクリックする代わりに、チャットアイコンをクリックします。さらに、 SunSolve Online から製品パッチをダウンロードすることもできます。 |
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6303248 |
サーバーがカレンダポップアップに text/xml フォーマットを使用する設定となっている場合、ユーザーが受信するタスクポップアップには所定のリマインダメッセージが含まれません。text/calendar フォーマット使用時に、所定のリマインダメッセージを受信します。 |
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6308822 |
(Linux のみ) アップグレード後に、Java の場所が 回避策: /opt/sun/im/html/redeployApp 内の Java のパスを手動で変更してください。 |
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6323224 |
XMPP/HTTP ゲートウェイは StartTLS のみをサポートし、セキュリティー保護された通信を提供します。マルチプレクサが SSL を使用するように設定されている場合、ゲートウェイが StartTLS を介して直接サーバーに接続していることを確認する必要があります。 |
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6324997 |
(Linux のみ) パッチを適用してこのリリースにアップグレードした場合、Web コンテナからクライアントリソースが配備解除されてしまいます。 回避策: この問題を回避するために、次のいずれかを行います。
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6325488 |
(Linux のみ) Sun Java System Application Server がある配備環境では、configure を実行したときに設定確認されるデフォルトの URI を受け入れる必要があります。 |
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6336462 |
サーバープールがある配備環境で、連絡先を連絡先グループ間で移動した場合、移動先の連絡先グループのプライバシプロファイルは最近移動した連絡先には適用されません。 回避策: Instant Messenger をサインオフし、変更後に再びサインオンします。 |
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6336994 |
XMPP/HTTP ゲートウェイの再配備後に、ConnectException が表示されることがあります。この例外は無視してかまいません。 |
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6338846 |
システムにインストールされているコンポーネントが Instant Messaging だけである場合、ファイル ldajpjdk.jar が /usr/share/lib (Solaris) または /opt/sun/share/lib (Linux) にないことがあります。このとき、configure ユーティリティーを実行してユーザープロパティーを LDAP に格納しようとすると、例外を受け取ります。 回避策: コマンド行で、次の場所に移動します。
次のコマンドのいずれかを使用して、ljdk パッケージを手動で追加します。 Solaris:
Linux:
もう一度 configure ユーティリティーを実行します。 |
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6339952 |
(Linux のみ) Sun Java System Instant Messaging 7 2005Q4 からこのリリースにアップグレードする予定で、ユーザープロパティーを格納するファイルをデフォルトの場所で使用している場合 (iim.userprops.store = "file")、アップグレードする前にユーザーデータを /var/opt/sun/im/db から /var/opt/sun/im/default/db にコピーすることが必要です。 |
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6340797 |
プロキシを設定し、一方で iim.conf で SSL を無効にした場合でも、プロキシ経由でのログインは引き続き可能です。また、実際はそうでないのに、Instant Messenger が安全にログインしたとコンソールに表示されます。 |
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6350870 |
マルチバイト文字を含む電子メールアーカイブメッセージの内容に、無効な文字が追加されることがあります。 |
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6354184 |
複数の並列 Instant Messaging セッションから同一の会議室に入ることができません。 |
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6354757 |
Solaris でデフォルトではないログ保管場所を使用する場合、または Linux 上で実行している場合には、どのパスを選択するかに関わりなく、httpbind_log4j.conf で XMPP/HTTP ゲートウェイのデフォルトログファイルの場所を 変更する必要があります。
httpbind_log4j.conf で、log4.appender.appender_ID.file パラメータの値をログファイルが格納されている場所に設定します。Linux のデフォルトでは、この値は /var/opt/sun/im/default/log です。 |
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6357162 |
Instant Messaging の新規ユーザー登録機能で作成されたユーザーは、デフォルトでは、電子メールやカレンダなどほかの Sun Java Enterprise System コンポーネントに対して有効になりません。そのため、Instant Messaging の新規ユーザー登録機能を使用してプロビジョニングされたユーザーエントリにはほかのサービスで必要となるオブジェクトクラスや属性が含まれておらず、そのようなユーザーエントリはアーカイブ電子メールやカレンダポップアップを受信しません。ユーザーエントリまたは registration.ldif を手動で変更して、新規ユーザー登録機能で追加されたユーザーエントリに追加情報を指定することができます。 |
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6360162 |
XMPP/HTTP ゲートウェイを配備する場合、iim.conf 内の iim_agent.httpbind.enable パラメータを true に設定する必要があります。デフォルトでは、このパラメータは false に設定されています。 |
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6361796 |
Instant Messaging インストール時に patchrm を実行すると、クライアントリソースに対して行われたすべてのカスタマイズが失われます。 回避策: この操作を行う前に、クライアントリソースのバックアップを取っておきます。 |
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6361888 |
Sun Java System Access Manager があり、ユーザープロパティーが LDAP に格納されている配備環境で、アップグレード後に、既存のマルチバイトのニュースチャネル名が %XX%XX 形式で表示されることがあります。 回避策: Instant Messenger のニュースチャネル編集ウィンドウで、%XX 形式の名前をそれぞれ正しい値に編集してください。 |
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6365694 |
ユーザープロパティーを LDAP に格納する場合は、 |
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6366757 |
Instant Messaging の会議室情報が LDAP に格納される配備環境で、1,000 を超える会議室が格納されている場合、アップグレード後にサーバーが起動しないことがあります。それは、初期起動時に、移行が実行されたかどうかをサーバーが確認するためです。Sun Java System Instant Messaging 7 2005Q4 や 2005Q1 からアップグレードした場合など、移行が必要ではないために実行されていない場合、サーバーは起動しません。サーバーを起動する前に、移行が完了していることを示すフラグを手動で追加する必要があります。 回避策: アップグレード後に、im_runtime_base に移動し、コマンド行に次のコマンドを入力して、移行が完了したことを示すフラグを手動で追加します。
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6367592 |
複数のドメインからのエントリを含む連絡先リストをインポートすると、自分のドメインのエントリだけがインポートされます。 |
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6370446 |
httpbind.polling などのタイムアウトが大きすぎる値に設定されている場合、Instant Messenger は例外をスローすることがあります。 |
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6375370 |
『Sun Java Enterprise System 2005Q4 Upgrade and Migration Guide』に、 |
Sun Java System Instant Messaging 7 2006Q1 には、再配布可能なファイルは存在しません。
Sun Java System Instant Messaging で問題が発生した場合は、次のいずれかの方法で Sun カスタマサポートにご連絡ください。
次のオンライン Sun ソフトウェアサポートサービスをご利用ください。http://www.sun.com/supportraining
このサイトには、Knowledge Base、オンラインサポートセンター、ProductTracker へのリンクと、保守プログラムやサポート連絡先の電話番号へのリンクがあります。
保守契約を結んでいるお客様の場合は、専用ダイヤルをご利用ください。
最善の問題解決のため、サポートに連絡する際には次の情報をご用意ください。
問題が発生した箇所や動作への影響など、問題の具体的な説明
マシン機種、OS バージョン、および、問題の原因と思われるパッチやそのほかのソフトウェアなどの製品バージョン
問題を再現するための具体的な手順の説明
エラーログやコアダンプ
Sun では、マニュアルの改善に努めており、お客様のご意見、ご提案をお待ちしております。
このリリースに関するフィードバックをお送りいただく際は、Sun Feedback Programs Portalにアクセスしてください。
コメントをお送りいただく際は、http://docs.sun.com にアクセスして、「コメントの送信」をクリックしてください。このオンラインフォームでは、マニュアルのタイトルと Part No. もご記入ください。Part No. は、7 桁か 9 桁の番号で、マニュアルのタイトルページまたは最初のページに記載されています。たとえば、このマニュアルの場合、タイトルは『Sun Java System Instant Messaging 7 2006Q1 リリースノート』、Part No. は 819-5917 です。
次のサイトにも、Sun Java System に関する役に立つ情報が掲載されています。
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