この節では、インストールおよびアンインストールに関する既知の問題とその解決方法を示します。
この問題は Solaris x 86 プラットフォームで報告されることがありますが、Solaris SPARC および Linux プラットフォームでも発生する可能性があります。
インストーラまたはアンインストーラが最初に表示する画面で、すべてのテキストと「ヘルプ」および「取消し」の各ボタンは正しく表示されますが、次の画面に移動するための「次へ」ボタンが表示されません。ボタンが見えなくてもその部分は有効で、クリックすると次の画面に正しく移動します。問題の原因は、J2SE GUI の再表示が途切れることにあります。
1 つの回避策として、「ヘルプ」ボタンの左側の「次へ」ボタンが表示されるはずの部分をクリックする方法があります。もう 1 つの回避策としては、画面のサイズをわずかに変えるか、一度最小表示にしてから再表示することによって、画面を強制的に再描画する方法があります。再描画後は「次へ」ボタンが見えるようになります。
この問題は、いくつかの Linux システム上で発生していました。これは Java Desktop System 2 でもっとも一般的に見られますが、RedHat ディストリビューションでも見られます。
インストーラの最後の画面で「完了」ボタンをクリックすると、インストーラは製品の「バージョン情報」ページまたは製品登録ページを表示するブラウザウィンドウの起動に失敗し、コマンドプロンプトに戻ることなくハングアップしたままになります。
インストーラを起動した端末ウィンドウで Ctrl+C を押してインストーラを終了します。そのあとで、製品の「バージョン情報」ページまたは登録ページを表示するブラウザウィンドウが起動することがあります。ブラウザウィンドウが現れない場合には、ブラウザを起動してから次の URL を入力して「バージョン情報」ページを確認してください。
file://install_dir/docs/about.html
製品を登録するインストールオプションを選択した場合には、「バージョン情報」ページ上の登録ページへのリンクをたどってください。
Linux インストーラを起動する setup 実行可能ファイルがハングすることがあります。J2SE の場所を解決してインストールウィザードを起動せずに、ラッパーがハングし、次のメッセージを返します。
Chcking available disk space.... Checking Java(TM) 2 Runtime Environment.... Extracting Java(TM) 2 Runtime Environment.... Deleting temporary files.....
この問題は Linux の一部のバージョンで見られ、特に JAVA_HOME 変数が存在する場合など環境設定に依存するようです。
この問題を回避するには、次の手順に従います。