Sun Java System Application Server Platform Edition 8.2 リリースノート

一部の Linux システムで「アップグレードウィザードを起動」ボタンをクリックしたあとに、「同じ場所にアップグレード」を実行するインストーラがアップグレードツールの起動に失敗する。(6207337)

この問題は複数の Linux システムで発生しています。Java Desktop System 2 でもっとも一般的ですが、RedHat ディストリビューションでも発生しています。

インストーラの最後の画面で「アップグレードツールの起動」ボタンをクリックすると、インストーラはアップグレード処理を完了するためのアップグレードツールの起動に失敗し、コマンドプロンプトに戻ることなくハングアップしたままになります。

解決法

この問題は、アップグレードを実行するのにコマンド行インストールモードを使用した場合には発生しません。

Procedureコマンド行インストールモードを使用するには

手順
  1. GUI モードで代替アップグレードを実行してこの問題が発生した場合には、インストーラを起動した端末ウィンドウで Ctrl+C を押すことにより、そのインストーラを終了します。

  2. その端末ウィンドウから次のコマンドを使用してアップグレードツールを起動します。


    install_dir/bin/asupgrade --source install_dir/domains --target install_dir 
    --adminuser adminuser--adminpassword adminpassword --masterpassword changeit

    adminuser および adminpassword は、アップグレード中のインストールで使用されている値に一致する必要があります。

  3. アップグレードツールがアップグレードプロセスを完了したあとは、ブラウザを起動して次の URL を入力することにより、「バージョン情報」ページを参照できます。

    file://install_dir/docs/about.html

    製品を登録するインストールオプションを選択した場合には、「バージョン情報」ページ上の登録ページへのリンクをたどってください。