Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 管理ガイド

仮想データビューでのスキーマチェックの定義

一般に、LDAP データビューの場合、スキーマチェックはバックエンドディレクトリによって、バックエンドディレクトリのスキーマを使用して実行されます。Directory Proxy Server でスキーマチェックを実行する場合は、次の手順に従います。

DSCC を使用してこの作業を実行することはできません。この手順で説明しているように、コマンド行を使用してください。

要求を正規化するには、特に DN の場合、サーバーの use-external-schema プロパティーを次のように設定します。

Procedureスキーマチェックを定義する

  1. サーバーインスタンスが外部スキーマを使用するように設定します。


    $ dpconf set-server-prop -h host -p port use-external-schema:true
  2. 接続ハンドラでスキーマチェックを有効にします。


    $ dpconf set-connection-handler-prop -h host -p port connection-handler \
     schema-check-enabled:true
  3. cn=schema を公開するデータビューを作成します。

    外部スキーマが LDAP ディレクトリで定義される場合、「LDAP データビューの作成と設定」での説明に従って、ビューベースを cn=schema にして LDAP データビューを作成します。

    外部スキーマが LDIF ファイルで定義される場合、「LDIF データビューの作成と設定」での説明に従って、ビューベースを cn=schema にして LDIF データビューを作成します。

  4. 接続ハンドラによって公開されるデータビューの一覧にこのデータビューを追加します。

    デフォルトで、データビューはすべて接続ハンドラによって公開されます。接続ハンドラによって公開されたデータビューのカスタムリストを定義している場合、このデータビューをリストに追加します。


    $ dpconf set-connection-handler-prop -h host -p port connection-handler \
     data-view-routing-custom-list+:data-view-name