Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 配備計画ガイド

リモート管理

前の節で説明した Directory Server Enterprise Edition の管理モデルでは、トポロジ内の任意の Directory Server または Directory Proxy Server のリモート管理を行うこともできます。サーバーは、コマンド行ユーティリティーと Java Web コンソールの両方を使用して、リモートから管理できます。

dsadm および dpadm ユーティリティーはリモートからは実行できません。これらのユーティリティーは、管理対象のサーバーインスタンスと同じマシンにインストールして実行してください。dsadmdpadm で提供される機能の詳細については、dsadm(1M)dpadm(1M) のマニュアルページを参照してください。

dsconf および dpconf ユーティリティーは、リモートから実行できます。dsconfdpconf で提供される機能の詳細については、dsconf(1M)dpconf(1M) のマニュアルページを参照してください。

次の図は、新しい管理モデルによるリモート管理の容易性を示しています。この図は、コンソールコマンドや設定コマンドを Directory Server および Directory Proxy Server インスタンスからリモートにインストールして実行できることを示しています。管理コマンドは、これらのインスタンスに対してローカルに実行する必要があります。

図 8–1 Directory Server Enterprise Edition の管理モデル

図は、管理コマンドと設定コマンド、および Directory Control Center を含む新しい管理モデルを示しています。