Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 配備計画ガイド

Directory Proxy Server でのリフェラルの使用

Directory Proxy Server とリフェラル機構を組み合わせて使用することにより、同じ結果を達成することができます。この目的のために Directory Proxy Server を使用することの利点は、クライアントアプリケーションの負荷および複雑さが軽減されることです。クライアントアプリケーションは Directory Proxy Server の URL のみを認識します。何らかの理由で分散ロジックが変更された場合でも、この変更はクライアントアプリケーションに対して透過的です。

次の図は、前に説明したシナリオを、Directory Proxy Server を使用することによって簡略化する方法を例示しています。クライアントアプリケーションは常に Proxy Server と通信し、リフェラル自体は Proxy Server によって処理されます。

図 10–15 Directory Proxy Server でのリフェラルの使用

図では、すべてのリフェラルを処理する Directory Proxy Server に要求を送信しているクライアントを示しています。