32 ビット Solaris SPARC に対する既存のサポートを補完するために、Sun Java System Web Server 6.1 SP6 では 64 ビット Solaris SPARC もサポートしています。管理者は 32 ビットリリースの Sun Java System Web Server を継続して配備するようにしてください。
64 ビットリリースは、メモリを大量に消費する配備環境でも利用できるため、管理者は 32 ビットリリースの場合よりも大きいファイルキャッシュや Java ヒープを設定できます。ただし既存のプラグインは 64 ビットリリースと互換性がありません。これらのプラグインは、プラグインベンダーによって 64 ビットリリース用に再コンパイルされる必要があります。ネイティブの非 Java ライブラリを使用する Java Web アプリケーションも再コンパイルする必要があります。
Sun Java System Web Server 6.1 SP6 では、FastCGI、Reverse Proxy、および Java Web Services Developer Pack (JWSDP) プラグインの 64 ビットサポートも提供しています。
64 ビットリリースは、UltraSPARC プロセッサ上の 64 ビット Solaris カーネルと互換性があります。64 ビットリリースは x86 プロセッサ上で使用したり、32 ビット Solaris カーネルとともに使用したりすることはできません。32 ビットリリースは、32 ビットと 64 ビットの両方の Solaris カーネルとの互換性が継続されます。
64 ビットおよび 32 ビットリリースの Sun Java System Web Server は、別々にパッケージされて配布されます。既存の 32 ビット Sun Java System Web Server インストール環境を 64 ビットインストール環境にアップグレードすることはできません。32 ビットと 64 ビットのリリースは、インストーラ、サーバー起動時、およびサーバーエラーログに表示される次のバージョン文字列で区別できます。
解放 |
バージョン文字列 |
32 ビット |
Sun ONE Web Server 6.1SP6 |
64 ビット |
Sun ONE Web Server 6.1SP6 (64-Bit) |