この節では、Sun Java System Web Server のインストール、アップグレード、および移行に関する注意事項を示します。これらの項目の詳細は、『Sun Java System Web Server 6.1 SP10 Installation and Migration Guide』を参照してください。Sun Java System Web Server のこのリリースの既知の問題については、「既知の問題点」を参照してください。
次の点に注意してください。
Web サーバーを、ディレクトリ名に空白が含まれているディレクトリにインストールしないでください。
Web サーバーは、たとえば Program Files のようにディレクトリ名の中に空白が含まれているディレクトリにインストールされている場合には起動しません。インストール中にはこの問題についてのエラーメッセージは表示されませんが、インストール後にサーバーが起動しません。
Web サーバーは compat-libstdc++ がないと、Red Hat Linux Advanced Server 3.0 にセットアップできません。
既存の Sun Java System Web Server 上に Sun Java System Web Server 6.1 SP10 をインストールする場合、インストーラが自動的にアップグレードを実行します。
Sun ONE Web Server 6.1 SP1 がすでにインストールされている場合は、Sun Java System Web Server 6.1 SP10 のインストーラに 6.1 SP1 がインストールされている場所を示してからアップグレードしてください。
Sun Java Enterprise System 1 がシステムにインストールされていて、Sun Java Enterprise System 1 の一部である Sun ONE Web Server 6.1 を Sun Java System Web Server 6.1 SP10 にアップグレードする場合の手順は、『Sun Java Enterprise System 2004Q2 インストールガイド』を参照してください。
iPlanetTM Web Server 4.1 より前のバージョンから Sun Java System Web Server 6.1 SP10 への直接的な移行はサポートされていません。最初に、旧バージョンのサーバーを iPlanet Web Server 4.1 に移行し、その後 Sun Java System Web Server 6.1 SP10 に移行する必要があります。
移行についての詳細は、『Sun Java System Web Server 6.1 SP10 Installation and Migration Guide』を参照してください。このガイドには、version 4.1 から 6.1、および version 6.0 から 6.1 への移行に関する情報があります。