疎ローカルゾーンに Enterprise Server をインストールする場合、Message Queue (MQ) が先にインストールされていないとインストールが失敗します。インストーラは MQ をインストールしようとしますが、インストール全体が失敗します。
Enterprise Server を疎ローカルゾーンにインストールする前に、MQ をグローバルゾーンに手動でインストールする必要があります。この問題には 2 つの回避方法があります。
最新の MQ パッケージを入手するために、Enterprise Server 2.1 IFR インストールが収録されている同一のメディアから、MQ 2.1 を手動でグローバルゾーンにインストールします。
ご使用のプラットフォームに対応するインストーラを使用してください。
mq4_1-installer-SunOS.zip mq4_1-installer-SunOS_X86.zip mq4_1-installer-Linux_X86.zip mq4_1-installer-WINNT.zip |
圧縮ファイルを解凍して、インストーラを実行します。
インストーラは mq4_1-installer ディレクトリにあります。
IFR インストールのすべてのコンポーネントをグローバルゾーンにインストールします。この処理で、GZ の MQ のバージョンをチェックし、必要に応じて Enterprise Server 2.1 IFR に付属のバージョンにアップグレードします。サンプルアプリケーションコンポーネントを選択してインストールするだけでも、MQ は IFR バージョンにアップグレードされます。
グローバルゾーンで Enterprise Server インストールを実行しますが、サンプルコンポーネントのみを選択します。
サンプルコンポーネントインストールでは、MQ と Enterprise Server 共用コンポーネントもすべてのゾーンにインストールされます。
Enterprise Server インストールを再度実行しますが、今回は疎ローカルゾーンで実行します。
何の問題もなくインストールが完了するはずです。