この節では、利用可能な監視統計について説明します。
EJB コンテナの統計を次の表に示します。
EJB 統計を次の表に示します。
表 18–1 EJB 統計
属性名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
createcount |
CountStatistic |
特定の EJB に対する create メソッドの呼び出し回数。 |
removecount |
CountStatistic |
特定の EJB に対する remove メソッドの呼び出し回数。 |
pooledcount |
RangeStatistic |
プールされた状態にあるエンティティー Bean の数。 |
readycount |
RangeStatistic |
実行可能状態にあるエンティティー Bean の数。 |
messagecount |
CountStatistic |
特定のメッセージ駆動型 Bean に対して受信されたメッセージの数。 |
methodreadycount |
RangeStatistic |
MethodReady 状態にあるステートフルまたはステートレスセッション Beans の数。 |
passivecount |
RangeStatistic |
Passive 状態にあるステートフルセッション Beans の数。 |
EJB メソッド呼び出しに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 18–2 EJB メソッドの統計
属性名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
methodstatistic |
TimeStatistic |
特定の操作の呼び出し回数。その呼び出しにかかった合計時間など。 |
CountStatistic |
メソッド実行時に例外が発生した回数。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 |
|
CountStatistic |
メソッドが正常に実行された回数。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 |
|
CountStatistic |
成功または失敗した最後の操作実行時にメソッド実行に費やされた時間 (ミリ秒)。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 |
EJB セッションストアに関する統計を、次の表に示します。
表 18–3 EJB セッションストアの統計
属性名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
currentSize |
RangeStatistic |
現在ストア内に存在している、非活性化またはチェックポイント化されたセッションの数。 |
activationCount |
CountStatistic |
ストアから活性化されたセッションの数。 |
activationSuccessCount |
CountStatistic |
ストアからの活性化に成功したセッションの数 |
activationErrorCount |
CountStatistic |
成功または失敗した最後の操作実行時にメソッド実行に費やされた時間 (ミリ秒)。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 |
passivationCount |
CountStatistic |
このストアを使って非活性化されたセッションの数。 |
passivationSuccessCount |
CountStatistic |
このストアを使って正常に非活性化されたセッションの数。 |
passivationErrorCount |
CountStatistic |
このストアを使って非活性化できなかったセッションの数。 |
expiredSessionCount |
CountStatistic |
期限切れによりこのストアから削除されたセッションの数。 |
passivatedBeanSize |
CountStatistic |
このストアによって非活性化されたバイト数の合計 (合計、最小、最大を含む)。 |
passivationTime |
CountStatistic |
Beans のストアへの非活性化に要した時間 (合計、最小、最大を含む)。 |
checkpointCount (エンタープライズプロファイルのみ) |
CountStatistic |
このストアを使ってチェックポイント化されたセッションの数。 |
checkpointSuccessCount (エンタープライズプロファイルのみ) |
CountStatistic |
正常にチェックポイント化されたセッションの数。 |
checkpointErrorCount (エンタープライズプロファイルのみ) |
CountStatistic |
チェックポイント化できなかったセッションの数。 |
checkpointedBeanSize (エンタープライズプロファイルのみ) |
ValueStatistic |
ストアによってチェックポイント化されたバイト数の合計。 |
checkpointTime (エンタープライズプロファイルのみ) |
TimeStatistic |
Beans のストアへのチェックポイント化に要した時間。 |
EJB プールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 18–4 EJB プールの統計
属性名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
BoundedRangeStatistic |
関連付けられたプール内の EJB 数。これにより、プールがどのように変化しているかがわかります。 |
|
BoundedRangeStatistic |
未使用 Beans を取得するために待機しているスレッドの数。これは、要求が過剰である可能性を示します。 |
|
CountStatistic |
関連付けられたプール内でデータ収集開始後に作成された Beans の数。 |
|
CountStatistic |
関連付けられたプール内でデータ収集開始後に破棄された Beans の数。 |
|
CountStatistic |
メッセージ駆動型 Bean のサービスを提供するために JMS セッション内に一度にロード可能なメッセージの最大数。デフォルトは 1 です。メッセージ駆動型 Beans 用のプールにのみ適用されます。 |
EJB キャッシュに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 18–5 EJB キャッシュの統計
属性名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
BoundedRangeStatistic |
ユーザー要求に対する Bean がキャッシュ内で見つからなかった回数。 |
|
BoundedRangeStatistic |
ユーザー要求に対するエントリがキャッシュ内で見つかった回数。 |
|
numbeansincache |
BoundedRangeStatistic |
キャッシュ内の Beans 数。これは現在のキャッシュサイズです。 |
CountStatistic |
非活性化された Bean の数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 |
|
CountStatistic |
非活性化中に発生したエラーの数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 |
|
CountStatistic |
クリーンアップスレッドによって削除された期限切れセッションの数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 |
|
CountStatistic |
非活性化が正常に終了した回数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 |
タイマーに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 18–6 タイマーの統計
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
numtimerscreated |
CountStatistic |
システム内で作成されたタイマーの数。 |
numtimersdelivered |
CountStatistic |
システムによって配信されたタイマーの数。 |
numtimersremoved |
CountStatistic |
システムから削除されたタイマーの数。 |
Web コンテナは、「アプリケーションのツリー」に示したオブジェクトツリー内に含まれます。Web コンテナの統計は、個々の Web アプリケーションごとに表示されます。Web コンテナのサーブレットに関して利用可能な統計を表 18–7に、Web モジュールに関して利用可能な統計を表 18–8に示します。
表 18–7 Web コンテナ (サーブレット) の統計
Statistic |
単位 |
データ型 |
コメント |
---|---|---|---|
errorcount |
番号 |
CountStatistic |
応答コードが 400 以上になった場合の累計件数。 |
maxtime |
ミリ秒 |
CountStatistic |
Web コンテナの要求待ち状態の最大継続時間。 |
processingtime |
ミリ秒 |
CountStatistic |
各要求の処理に要した時間の累計値。この処理時間は、要求処理時間を要求数で割って得られた平均値です。 |
requestcount |
番号 |
CountStatistic |
その時点までに処理された要求の合計数。 |
Web モジュールに関して利用可能な統計を、「Web コンテナの統計」に示します。
表 18–8 Web コンテナ (Web モジュール) の統計
Statistic |
データ型 |
コメント |
---|---|---|
jspcount |
CountStatistic |
この Web モジュール内に読み込まれた JSP ページの数。 |
jspreloadcount |
CountStatistic |
この Web モジュール内に再読み込みされた JSP ページの数。 |
sessionstotal |
CountStatistic |
この Web モジュールに対して作成されたセッションの合計数。 |
activesessionscurrent |
CountStatistic |
この Web モジュールで現在アクティブになっているセッションの数。 |
activesessionshigh |
CountStatistic |
この Web モジュールで同時にアクティブになれるセッションの最大数。 |
rejectedsessionstotal |
CountStatistic |
この Web モジュールで拒否されたセッションの合計数。これは、最大許可セッション数がすでにアクティブになっていたために作成されなかったセッションの数です。 |
expiredsessionstotal |
CountStatistic |
この Web モジュールで期限切れになったセッションの合計数。 |
sessionsize |
AverageRangeStatistic |
この Web モジュールのセッションのサイズ。値は high、low、average のいずれかです。ただし、直列化されたセッションの場合はバイト値になります。 |
sessionpersisttime |
AverageRangeStatistic |
この Web モジュールの HTTP セッション状態のバックエンドストアへの持続化に要した時間 (ミリ秒値、low、high、average のいずれか)。 |
cachedsessionscurrent |
CountStatistic |
この Web モジュールで現在メモリー内にキャッシュされているセッションの数。 |
passivatedsessionscurrent |
CountStatistic |
この Web モジュールで現在非活性化されているセッションの数。 |
開発者プロファイルの HTTP サービスに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 18–9 HTTP サービスの統計 (開発者プロファイル)
Statistic |
単位 |
データ型 |
コメント |
---|---|---|---|
bytesreceived |
バイト |
CountStatistic |
各要求プロセッサが受信したバイトの累計値。 |
bytessent |
バイト |
CountStatistic |
各要求プロセッサが送信したバイトの累計値。 |
currentthreadcount |
番号 |
CountStatistic |
リスナースレッドプール内に現在存在している処理スレッドの数。 |
currentthreadsbusy |
番号 |
CountStatistic |
要求処理用リスナースレッドプール内で現在使用されている要求処理スレッドの数。 |
errorcount |
番号 |
CountStatistic |
エラー回数の累計値。これは、応答コードが 400 以上になった場合の回数を表します。 |
maxsparethreads |
番号 |
CountStatistic |
存在可能な未使用応答処理スレッドの最大数。 |
minsparethreads |
番号 |
CountStatistic |
存在可能な未使用応答処理スレッドの最小数。 |
maxthreads |
番号 |
CountStatistic |
リスナーが作成する要求処理スレッドの最大数。 |
maxtime |
ミリ秒 |
CountStatistic |
スレッド処理時間の最大値。 |
processing-time |
ミリ秒 |
CountStatistic |
各要求の処理に要した時間の累計値。この処理時間は、要求処理時間を要求数で割って得られた平均値です。 |
request-count |
番号 |
CountStatistic |
その時点までに処理された要求の合計数。 |
JDBC リソースを監視することで、パフォーマンスを測定するとともに、実行時のリソースの使用状況を把握します。JDBC 接続の作成はコストのかかる処理であり、アプリケーションのパフォーマンス上のボトルネックになることが多いため、JDBC 接続プールで新しい接続がどのように解放/作成されているかや、特定のプールから接続を取得するために待機しているスレッドがどれくらい存在するかを監視することが不可欠です。
JDBC 接続プールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 18–10 JDBC 接続プールの統計
Statistic |
単位 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|---|
numconnfailedvalidation |
番号 |
CountStatistic |
開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間に検証に失敗した接続プール内の接続の合計数。 |
numconnused |
番号 |
RangeStatistic |
接続の使用状況に関する統計を提供します。現在使用されている合計接続数に加え、過去に使用された接続の最大数 (ハイウォーターマーク) に関する情報も提供します。 |
numconnfree |
番号 |
CountStatistic |
前回のサンプリング時点におけるプール内の未使用接続の合計数。 |
numconntimedout |
番号 |
BoundedRangeStatistic |
開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間にタイムアウトしたプール内の接続の合計数。 |
averageconnwaittime |
番号 |
CountStatistic |
コネクタ接続プールに対する接続要求が成功した場合の平均接続待ち時間を示します。 |
waitqueuelength |
番号 |
CountStatistic |
サービスを受けるためにキュー内で待機している接続要求の数。 |
connectionrequestwaittime |
RangeStatistic |
接続要求の最長待ち時間と最短待ち時間。現在の値は、プールのサービスを最後に受けた要求の待ち時間を示します。 |
|
numconncreated |
ミリ秒 |
CountStatistic |
前回のリセット後に作成された物理接続の数。 |
numconndestroyed |
番号 |
CountStatistic |
前回のリセット後に破棄された物理接続の数。 |
numconnacquired |
番号 |
CountStatistic |
プールから取得された論理接続の数。 |
numconnreleased |
番号 |
CountStatistic |
プールに解放された論理接続の数。 |
コネクタ接続プールに関して利用可能な統計を、表 18–11に示します。コネクタ作業管理に関する統計を、表 18–12に示します。
表 18–11 コネクタ接続プールの統計
Statistic |
単位 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|---|
numconnfailedvalidation |
番号 |
CountStatistic |
開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間に検証に失敗した接続プール内の接続の合計数。 |
numconnused |
番号 |
RangeStatistic |
接続の使用状況に関する統計を提供します。現在使用されている合計接続数に加え、過去に使用された接続の最大数 (ハイウォーターマーク) に関する情報も提供します。 |
numconnfree |
番号 |
RangeStatistic |
前回のサンプリング時点におけるプール内の未使用接続の合計数。 |
numconntimedout |
番号 |
CountStatistic |
開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間にタイムアウトしたプール内の接続の合計数。 |
averageconnwaittime |
番号 |
CountStatistic |
接続プールからサービスを受けるまでにかかった平均接続待ち時間。 |
waitqueuelenght |
番号 |
CountStatistic |
サービスを受けるためにキュー内で待機している接続要求の数。 |
connectionrequestwaittime |
RangeStatistic |
接続要求の最長待ち時間と最短待ち時間。現在の値は、プールのサービスを最後に受けた要求の待ち時間を示します。 |
|
numconncreated |
ミリ秒 |
CountStatistic |
前回のリセット後に作成された物理接続の数。 |
numconndestroyed |
番号 |
CountStatistic |
前回のリセット後に破棄された物理接続の数。 |
numconnacquired |
番号 |
CountStatistic |
プールから取得された論理接続の数。 |
numconnreleased |
番号 |
CountStatistic |
プールに解放された論理接続の数。 |
コネクタ作業管理に関して利用可能な統計を、次の図に示します。
表 18–12 コネクタ作業管理の統計
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
activeworkcount |
RangeStatistic |
コネクタによって実行された作業オブジェクトの数。 |
waitqueuelength |
RangeStatistic |
実行される前にキュー内で待機している作業オブジェクトの数。 |
workrequestwaittime |
RangeStatistic |
作業オブジェクトが実行されるまでの最長待ち時間と最短待ち時間。 |
submittedworkcount |
CountStatistic |
コネクタモジュールによって送信された作業オブジェクトの数。 |
rejectedworkcount |
CountStatistic |
Enterprise Server によって拒否された作業オブジェクトの数。 |
completedworkcount |
CountStatistic |
完了した作業オブジェクトの数。 |
ORB の接続マネージャーに関して利用可能な統計を、次の図に示します。
表 18–13 ORB の接続マネージャーの統計
Statistic |
単位 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|---|
connectionsidle |
番号 |
CountStatistic |
ORB への接続のうち、アイドル状態のものの合計数を提供します。 |
connectionsinuse |
番号 |
CountStatistic |
ORB への接続のうち、使用中のものの合計数を提供します。 |
totalconnections |
番号 |
BoundedRangeStatistic |
ORB への接続の合計数。 |
スレッドプールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 18–14 スレッドプールの統計
Statistic |
単位 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|---|
averagetimeinqueue |
ミリ秒 |
RangeStatistic |
キュー内の要求が処理されるまでの平均待ち時間 (ミリ秒)。 |
averageworkcompletion-time |
ミリ秒 |
RangeStatistic |
1 つの作業の平均完了時間 (ミリ秒)。 |
currentnumberofthreads |
番号 |
BoundedRangeStatistic |
要求処理スレッドの現在の数。 |
numberofavailablethreads |
番号 |
CountStatistic |
利用可能なスレッドの数。 |
numberofbusythreads |
番号 |
CountStatistic |
ビジー状態のスレッドの数。 |
totalworkitemsadded |
番号 |
CountStatistic |
その時点までに作業キューに追加された作業項目の合計数。 |
トランザクションサービスを使えば、クライアントはトランザクションサブシステムをフリーズできます。フリーズすると、トランザクションをロールバックしたり、フリーズ時点で処理中であったトランザクションを特定したりできます。トランザクションサービスに関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 18–15 トランザクションサービスの統計
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
activecount |
CountStatistic |
現在アクティブなトランザクションの数。 |
activeids |
StringStatistic |
現在アクティブなトランザクションの ID。それらの各トランザクションは、トランザクションサービスのフリーズ後にロールバックすることができます。 |
committedcount |
CountStatistic |
コミットされたトランザクションの数。 |
rolledbackcount |
CountStatistic |
ロールバックされたトランザクションの数。 |
state |
StringStatistic |
トランザクションがフリーズされたかどうかを示します。 |
JVM の監視可能な属性は、常に有効になっています。JVM に関して利用可能な統計を、次の表に示します。
表 18–16 JVM の統計
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
heapsize |
BoundedRangeStatistic |
JVM のメモリーヒープサイズの上限と下限の間にある常駐メモリーフットプリント。 |
uptime |
CountStatistic |
JVM の稼働時間。 |
Java SE では、JVM から追加の監視情報を取得できます。監視レベルを「低」に設定すると、この追加情報の表示が有効になります。監視レベルを「高」に設定すると、さらにシステム内の各ライブスレッドに関する情報も表示されます。Java SE で利用可能な追加監視機能の詳細については、『Monitoring and Management for the Java Platform』というタイトルの文書を参照してください。この文書は、http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/guides/management/ にあります。
Java SE 監視ツールについては、http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/tools/#manage を参照してください。
Java SE の JVM で利用可能なクラス読み込み関連の統計を、次の図に示します。
表 18–17 Java SE の JVM 統計 - クラス読み込み
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
loadedclasscount |
CountStatistic |
JVM 内に現在読み込まれているクラスの数。 |
totalloadedclasscount |
CountStatistic |
JVM の実行開始後に読み込まれたクラスの合計数。 |
unloadedclasscount |
CountStatistic |
JVM の実行開始後に JVM から読み込み解除されたクラスの数。 |
Java SE の JVM で利用可能なコンパイル関連の統計を、次の図に示します。
表 18–18 Java SE の JVM 統計 - コンパイル
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
totalcompilationtime |
CountStatistic |
コンパイルに費やされた時間の累計 (ミリ秒)。 |
Java SE の JVM で利用可能なガベージコレクション関連の統計を、次の図に示します。
表 18–19 Java SE の JVM 統計 - ガベージコレクション
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
collectioncount |
CountStatistic |
実行されたコレクションの合計回数。 |
collectiontime |
CountStatistic |
コレクション時間の累計値 (ミリ秒)。 |
Java SE の JVM で利用可能なメモリー関連の統計を、次の図に示します。
表 18–20 Java SE の JVM 統計 - メモリー
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
objectpendingfinalizationcount |
CountStatistic |
ファイナライズを保留しているオブジェクトの概算数。 |
initheapsize |
CountStatistic |
JVM が最初に要求したヒープのサイズ。 |
usedheapsize |
CountStatistic |
現在使用されているヒープのサイズ。 |
maxheapsize |
CountStatistic |
メモリー管理用として使用可能なメモリーの最大サイズ (バイト)。 |
committedheapsize |
CountStatistic |
JVM 用としてコミットされたメモリーのサイズ (バイト)。 |
initnonheapsize |
CountStatistic |
JVM が最初に要求した非ヒープ領域のサイズ。 |
usednonheapsize |
CountStatistic |
現在使用されている非ヒープ領域のサイズ。 |
maxnonheapsize |
CountStatistic |
メモリー管理用として使用可能なメモリーの最大サイズ (バイト)。 |
committednonheapsize |
CountStatistic |
JVM 用としてコミットされたメモリーのサイズ (バイト)。 |
Java SE の JVM で利用可能なオペレーティングシステム関連の統計を、次の図に示します。
表 18–21 Java SE の JVM 統計 - オペレーティングシステム
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
arch |
StringStatistic |
オペレーティングシステムのアーキテクチャー。 |
availableprocessors |
CountStatistic |
JVM が使用できるプロセッサの数。 |
name |
StringStatistic |
オペレーティングシステムの名前。 |
version |
StringStatistic |
オペレーティングシステムのバージョン。 |
Java SE の JVM で利用可能なランタイム関連の統計を、次の図に示します。
表 18–22 Java SE の JVM 統計 - ランタイム
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
name |
StringStatistic |
実行中の JVM を表す名前 |
vmname |
StringStatistic |
JVM 実装の名前。 |
vmvendor |
StringStatistic |
JVM 実装のベンダー。 |
vmversion |
StringStatistic |
JVM 実装のバージョン。 |
specname |
StringStatistic |
JVM 仕様の名前。 |
specvendor |
StringStatistic |
JVM 仕様のベンダー。 |
specversion |
StringStatistic |
JVM 仕様のバージョン。 |
managementspecversion |
StringStatistic |
JVM が実装している管理仕様のバージョン。 |
classpath |
StringStatistic |
システムクラスローダーがクラスファイルの検索時に使用するクラスパス。 |
librarypath |
StringStatistic |
Java のライブラリパス。 |
bootclasspath |
StringStatistic |
ブートストラップクラスローダーがクラスファイルの検索時に使用するクラスパス。 |
inputarguments |
StringStatistic |
JVM に渡された入力引数。main メソッドに対する引数は含みません。 |
uptime |
CountStatistic |
JVM の稼働時間 (ミリ秒)。 |
Java SE の JVM で利用可能な ThreadInfo 関連の統計を、次の図に示します。
表 18–23 Java SE の JVM 統計 - ThreadInfo
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
threadid |
CountStatistic |
スレッドの ID。 |
threadname |
StringStatistic |
スレッドの名前 |
threadstate |
StringStatistic |
スレッドの状態。 |
blockedtime |
CountStatistic |
このスレッドが BLOCKED 状態に入ったあと経過した時間 (ミリ秒)。スレッド競合監視が無効になっている場合は、-1 が返されます。 |
blockedcount |
CountStatistic |
このスレッドが BLOCKED 状態に入った合計回数。 |
waitedtime |
CountStatistic |
スレッドが WAITING 状態に入ったあと経過した時間 (ミリ秒)。スレッド競合監視が無効になっている場合は、-1 が返されます。 |
waitedcount |
CountStatistic |
スレッドが WAITING 状態または TIMED_WAITING 状態になった合計回数。 |
lockname |
StringStatistic |
このスレッドが獲得をブロックされている監視ロック、またはこのスレッドが Object.wait メソッド経由で通知されるのを待っている監視ロックの文字列表現。 |
lockownerid |
CountStatistic |
このスレッドのブロック対象オブジェクトの監視ロックを保持しているスレッドの ID。 |
lockownername |
StringStatistic |
このスレッドのブロック対象オブジェクトの監視ロックを保持しているスレッドの名前。 |
stacktrace |
StringStatistic |
このスレッドに関連付けられているスタックトレース。 |
Java SE の JVM で利用可能なスレッド関連の統計を、次の図に示します。
表 18–24 Java SE の JVM 統計 - スレッド
Statistic |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
threadcount |
CountStatistic |
ライブデーモンスレッドと非デーモンスレッドの現在の数。 |
peakthreadcount |
CountStatistic |
JVM 起動後またはピーク値リセット後におけるライブスレッドのピーク数。 |
totalstartedthreadcount |
CountStatistic |
JVM が起動されて以来、作成されたスレッド、起動されたスレッド、作成および起動されたスレッドの合計数。 |
daemonthreadcount |
CountStatistic |
ライブデーモンスレッドの現在の数。 |
allthreadids |
StringStatistic |
すべてのライブスレッド ID のリスト。 |
currentthreadcputime |
CountStatistic |
CPU 時間の測定が有効になっている場合は、現在のスレッドに対する CPU 時間 (ナノ秒)。CPU 時間の測定が無効になっている場合は、-1 が返されます。 |
monitordeadlockedthreads |
StringStatistic |
監視デッドロックが発生しているスレッド ID のリスト。 |