設定コマンドを使用すると、IIOP リスナー、ライフサイクルモジュール、HTTP および HTTP リスナー、プロファイラ、およびその他のサブシステムを構築できます。
ここでは、次の内容について説明します。
HTTP および IIOP リスナーコマンドを使用して、リスナーを管理することができます。これらのコマンドは、リモートモードのみでサポートされています。
表 C–8 IIOP リスナーコマンド| 
 コマンド  | 
 定義  | 
|---|---|
| 
 create-http-listener  | 
 新しい HTTP 待機ソケットを追加します。  | 
| 
 delete-http-listener  | 
 指定した HTTP リスナーを削除します。  | 
| 
 list-http-listeners  | 
 既存の HTTP リスナーを一覧表示します。  | 
| 
 create-iiop-listener  | 
 IIOP リスナーを作成します。  | 
| 
 delete-iiop-listener  | 
 指定した IIOP リスナーを削除します。  | 
| 
 list-iiop-listeners  | 
 既存の IIOP リスナーを一覧表示します。  | 
ライフサイクルおよび監査モジュールコマンドを使用すると、ライフサイクルモジュールや、監査機能を実装するオプションのプラグインモジュールを制御できるようになります。これらのコマンドは、リモートモードのみでサポートされています。
表 C–9 ライフサイクルモジュールコマンド| 
 コマンド  | 
 定義  | 
|---|---|
| 
 create-lifecycle-module  | 
 ライフサイクルモジュールを作成します。ライフサイクルモジュールによって、アプリケーションサーバー環境内で短期または長期の Java ベースのタスクを実行する手段が提供されます。  | 
| 
 delete-lifecycle-module  | 
 指定したライフサイクルモジュールを削除します。  | 
| 
 list-lifecycle-modules  | 
 既存のライフサイクルモジュールを一覧表示します。  | 
| 
 create-audit-module  | 
 監査機能を実装するプラグインモジュール用に、指定した監査モジュールを追加します。  | 
| 
 delete-audit-module  | 
 指定した監査モジュールを削除します。  | 
| 
 list-audit-modules  | 
 すべての監査モジュールを一覧表示します。  | 
プロファイラおよび SSL コマンドを使用すると、プロファイラおよび SSL クライアント設定を管理できます。これらのコマンドは、リモートモードのみでサポートされています。
表 C–10 プロファイラおよび SSL コマンド| 
 コマンド  | 
 定義  | 
|---|---|
| 
 create-profiler  | 
 プロファイラ要素を作成します。サーバーインスタンスは、Java 設定内のプロファイラ要素によって、特定のプロファイラと連動しています。プロファイラの変更時には、サーバーを再起動する必要があります。  | 
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 delete-profiler  | 
 指定したプロファイラ要素を削除します。サーバーインスタンスは、Java 設定内のプロファイラ要素によって、特定のプロファイラと連動しています。プロファイラの変更時には、サーバーを再起動する必要があります。  | 
| 
 create-ssl  | 
 選択した SIP リスナー、HTTP リスナー、IIOP リスナー、または IIOP サービス内で SSL 要素を作成および設定し、そのリスナーまたはサービス上でセキュリティー保護された通信ができるようにします。  | 
| 
 delete-ssl  | 
 選択した SIP リスナー、HTTP リスナー、IIOP リスナー、または IIOP サービス内の SSL 要素を削除します。  | 
JVM オプションおよび仮想サーバーコマンドを使用すると、次のような要素を制御できます。これらのコマンドは、リモートモードのみでサポートされています。
表 C–11 JVM オプションおよび 仮想サーバーコマンド| 
 コマンド  | 
 定義  | 
|---|---|
| 
 create-jvm-option  | 
 Java 設定または domain.xml ファイルのプロファイラ要素に、JVM オプションを作成します。プロファイラ用に作成された JVM オプションは、特定のプロファイラの実行に必要な設定を記録するために使用されます。新しく作成した JVM オプションを有効にするには、サーバーを再起動する必要があります。  | 
| 
 delete-jvm-option  | 
 Java 設定または domain.xml ファイルのプロファイラ要素から、JVM オプションを削除します。  | 
| 
 create-virtual-server  | 
 指定した仮想サーバーを作成します。Application Server で仮想化を行うことで、複数のホストアドレス上で待機している 1 つの HTTP サーバープロセスによって、複数の URL ドメインを処理できるようになります。アプリケーションを 2 つの仮想サーバーで使用できる場合は、同じ物理リソースプールを共有します。  | 
| 
 delete-virtual-server  | 
 指定した仮想サーバー ID の仮想サーバーを削除します。  | 
スレッドプールおよび認証レルムコマンドを使用すると、次のような要素を制御できます。これらのコマンドは、リモートモードのみでサポートされています。
表 C–12 スレッドプールおよび認証レルムコマンド| 
 コマンド  | 
 定義  | 
|---|---|
| 
 create-threadpool  | 
 指定した名前付きのスレッドプールを作成します。プール内のスレッドの最大数および最小数、作業キューの数、およびスレッドのアイドルタイムアウトを指定できます。作成したスレッドプールは、IIOP 要求やリソースアダプタの作業管理要求のサービスに使用できます。作成したスレッドプールは、複数のリソースアダプタで使用できます。  | 
| 
 delete-threadpool  | 
 指定した ID のスレッドプールを削除します。  | 
| 
 list-threadpools  | 
 すべてのスレッドプールを一覧表示します。  | 
| 
 create-auth-realm  | 
 名前付き認証レルムを追加します。  | 
| 
 delete-auth-realm  | 
 名前付き認証レルムを削除します。  | 
トランザクションおよびタイマーコマンドを使用すると、トランザクションおよびタイマーサブシステムを制御できます。これによって、実行中のトランザクションを中断できるようになります。これらのコマンドは、リモートモードのみでサポートされています。
表 C–13 レジストリコマンド| 
 コマンド  | 
 定義  | 
|---|---|
| 
 freeze-transaction  | 
 実行中のすべてのトランザクションが中断している間、トランザクションサブシステムを凍結します。このコマンドは、実行中のトランザクションをロールバックする前に呼び出します。すでに凍結しているトランザクションサブシステムに対してこのコマンドを呼び出しても、効果はありません。  | 
| 
 unfreeze-transaction  | 
 中断していた実行中のすべてのトランザクションを再開します。このコマンドは、すでに凍結しているトランザクションに対して呼び出します。  | 
| 
 recover-transactions  | 
 保留中のトランザクションを手動で回復します。  | 
| 
 rollback-transaction  | 
 指定したトランザクションをロールバックします。  | 
| 
 unpublish-from-registry  | |
| 
 list-timers  | 
 特定のサーバーインスタンスに備えられたタイマーを一覧表示します。  | 
レジストリコマンドを使用すると、Web サービスのアーティファクトを発行または発行解除できます。
表 C–14 レジストリコマンド| 
 コマンド  | 
 定義  | 
|---|---|
| 
 publish-to-registry  | 
 レジストリに Web サービスのアーティファクトを発行します。  | 
| 
 unpublish-from-registry  | 
 レジストリから Web サービスのアーティファクトの発行を解除します。  | 
| 
 list-registry-locations  |