ノードエージェントは、DAS をホストするマシンを含め、サーバーインスタンスをホストするすべてのマシン上で実行される軽量プロセスです。ノードエージェントは次の機能を実行します。
DAS の指示に従い、サーバーインスタンスを起動および停止します。
障害の発生したサーバーインスタンスを再起動します。
障害が発生したサーバーのログファイルのビューを提供し、リモート診断を支援します。
DAS がその監視下のサーバーインスタンスを起動するときに、各サーバーインスタンスのローカル設定リポジトリを DAS の集中リポジトリと同期します。
インスタンスが最初に作成されるとき、インスタンスに必要なディレクトリを作成し、インスタンスの設定を集中リポジトリと同期します。
サーバーインスタンスが削除されるときに適切なクリーンアップを実行します。
各物理ホストには、ホストが属する各ドメインに対して少なくとも 1 つのノードエージェントが必要です。1 台の物理ホストに、複数のドメインに属するインスタンスを配置する場合、そのホストにはそれぞれのドメインに対するノードエージェントが必要です。ホスト上のドメインごとに複数のノードエージェントを持つことは許可されていますが、利点はありません。
ノードエージェントはサーバーインスタンスを起動および停止するため、常に実行中である必要があります。したがって、ノードエージェントはオペレーティングシステムの起動時に起動されます。Solaris およびその他の Unix プラットフォームでは、ノードエージェントを inetd プロセスによって起動できます。Windows では、ノードエージェントを Windows のサービスにすることができます。
ノードエージェントの詳細は、『Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 高可用性 (HA) 管理ガイド』の第 3 章「ノードエージェントの設定」を参照してください。