HADB の組み込み型のデータレプリケーションにより、単一ノードまたは DRU 全体の障害に対する耐性を HADB に持たせることができます。デフォルトでは、HADB はミラーノードペアまたは両方の DRU で障害が発生した状況を指す「二重障害」を許容できません。そのような場合、HADB は使用不能になります。
前の節で説明したスペアノードの使用に加えて、次の手順に従うことにより、二重障害の可能性を最小化できます。
独立した電源装置の用意: 最適な耐障害性のために、1 つの DRU をサポートするサーバーは、(無停電電源装置を通じての) 独立した電力、処理装置、および記憶装置を備える必要があります。1 つの DRU で停電が発生した場合は、電源が復旧するまで、もう一方の DRU 内のノードが引き続き要求を処理します。
二重相互接続の実装: 単一のネットワーク障害に対する耐性を持たせるには、DRU 間でラインおよびスイッチをレプリケートします。
これらの手順は任意ですが、HADB インスタンスの全体的な可用性を高めます。