Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 配備計画ガイド

管理ドメイン

HADB の管理ドメインはホストの集合であり、各ホストでは同じポート番号で管理エージェントが実行されています。ドメイン内のホストには、1 つ以上の HADB データベースインスタンスを含めることができます。管理ドメインは、エージェントが使用する共通のポート番号と、ドメインを作成したりエージェントをドメインに追加したときに生成される「ドメインキー」と呼ばれる ID によって定義されます。管理エージェントはマルチキャストを使用して通信するため、ドメインの一意 ID を提供するドメインキーの役割は重要です。Application Server ドメインと一致するように、HADB 管理ドメインを設定できます。

複数のデータベースインスタンスを 1 つのドメインに含めると、複数の開発者グループが個別のデータベースインスタンスを使用できるため、この構成は開発環境で役立ちます。場合によっては、この構成は本番環境でも役立つことがあります。

エージェントの管理操作は、ドメインに属するすべてのエージェント間で協調されます。hadbm コマンドを使用してデータベース設定を変更すると、すべてのエージェントがそれに従って設定を変更します。ノードのホスト上の管理エージェントが実行されていない場合、ノードを停止または再起動できません。ただし、一部のエージェントが使用不能な場合でも、HADB 状態または設定変数の値を読み取る hadbm コマンドを実行できます。

管理ドメインを操作するには、次の管理クライアントコマンドを使用します。