Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 配備計画ガイド

並行ユーザーの最大数

ユーザーは、Web ブラウザや Java プログラムなどのクライアントを介してアプリケーションと対話します。ユーザーのアクションに基づいて、クライアントは Enterprise Server に要求を定期的に送信します。ユーザーは、そのユーザーのセッションが期限切れでなく、終了されてもいないかぎり、アクティブと見なされます。並行ユーザーの数を見積もる場合は、すべてのアクティブユーザーを含めてください。

最初は、ユーザーの数が増えると、それに対応してスループットが増加します。ただし、並行要求の数が増えるにつれてサーバーパフォーマンスが飽和し始めるため、スループットは低下し始めます。

並行ユーザーを追加した場合に 1 分あたりに処理できる要求の数が減る点を特定します。この点は、最適なパフォーマンスに達しており、それを超えるとスループットが低下し始める時点を示します。一般には、システムをできるだけ最適なスループットで動作させるようにしてください。追加の負荷を処理し、スループットを向上させるには、処理能力の追加が必要になる場合があります。