各 DRU には HADB 内のデータの完全なコピーが含まれているため、ほかの DRU が使用不可になっても引き続き要求に対応できます。ただし、ある DRU 内のノードと、別の DRU にあるそのノードのミラーに同時に障害が発生した場合は、データの一部が失われます。そのため、停電やディスク障害など、単一の障害によって両方の DRU が影響を受けることがないようにシステムを設定することが重要です。
各 DRU を、完全に独立した冗長システム上で実行してください。
HADB ノードとマシンを設定する場合は、次のガイドラインに従ってください。
各マシン上で動作しているノードの数と同数のスペアノードを持たせて各 DRU を設定します。これは、構成内の各マシンが n 個のデータノードを実行している場合、1 台のマシンの障害によって n 個のノードがダウンするためです。
負荷をできるだけ均等に分散するために、すべてのマシン上で同じ数の HADB ノードを実行します。
同じマシン上で異なる DRU のノードを実行しないでください。同じマシン上で異なる DRU のノードを実行する必要がある場合は、そのマシンが任意のシングルポイント障害 (ディスク、メモリー、CPU、電源、オペレーティングシステムのクラッシュなどに関連した障害) を必ず処理できるようにしてください。