標準のパラメータでは、パスワードファイルにパスワードエイリアスを作成できます。たとえば、管理パスワードのパスワードエイリアスを次のように作成できます。
AS_ADMIN_PASSWORD=${ALIAS=adminpassword} |
追加の (非標準) パスワードを渡すには、パスワードファイルにエントリを作成し、エントリに対して create-password-alias コマンドを使用する必要があります。
GlassFish で動作する PKCS#11 暗号化デバイスの場合、GlassFish パスワードファイルに次のようにエントリを追加します。
AS_ADMIN_<tokenname>=<password>
続いて、パスワードエイリアスを作成します。たとえば、Sun Metaslot デバイスを GlassFish で使用している場合、asadmin start-domain コマンドは次のようにパスワードを要求します。
asadmin start-domain Starting Domain domain1, please wait. Default Log location is /opt/glassfish/domains/domain1/logs/server.log. Please enter password for NSS slot Sun Metaslot> |
この非標準パスワードを追加パスワードとして渡すには、次の操作を行います。
GlassFish パスワードファイル (--passwordfile オプションで指定) に、エントリを次のように追加します。
AS_ADMIN_Sun\Metaslot=sunmetaslotpassword |
パスワードエイリアスを次のように作成します。
asadmin> create-password-alias --user admin --passwordfile mypwdfile abc123 |
GlassFish パスワードファイルのパスワードを、次のようにエイリアスパスワードに置き換えます。
AS_ADMIN_Sun\Metaslot=${ALIAS=abc123} |