Sun Java System Message Queue 4.2 リリースノート

既知の問題点と制限事項

この節には、Message Queue 4.2 の既知の問題についてのリストが含まれています。次の内容について説明します。

現時点のバグ、その状態、および回避策の一覧については、Java Developer Connection™ メンバーは、Java Developer Connection Web サイトの「Bug Parade」ページを参照してください。新しいバグを報告する前に、このページをチェックしてください。すべての Message Queue バグがリストされているわけではありませんが、このページはある問題が報告済みかどうかを知りたい場合に活用できます。

http://bugs.sun.com/bugdatabase/index.jsp


注 –

Java Developer Connection のメンバーになるのは無料ですが、登録が必要です。Java Developer Connection のメンバーになる方法についての詳細は、Sun の「For Developers」Web ページを参照してください。


新しいバグの報告や機能に関する要求を行うには、imq-feedback@sun.com 宛てにメールを送信してください。

インストールに関する情報

この節では、Message Queue version 4.2 のインストールに関連した問題について説明します。

製品レジストリと Java ES

Message Queue 4.2 は、Message Queue 4.1 と同様に、新しいインストーラでインストールされます。このインストーラでは、JDK、NSS、JavaHelp など、Message Queue に必要な Java Enterprise System (Java ES) 共有コンポーネントもインストールされます。

新しい Message Queue インストーラと、以前のバージョンの Message Queue で使用されていた古い Java ES インストーラは、同じ製品レジストリを共有しません。Java ES でインストールされたあるバージョンの Message Queue が削除され、Message Queue インストーラで Message Queue 4.2 にアップグレードされた場合、Java ES 製品レジストリは矛盾する状態になることがあります。その結果、Java ES アンインストーラを実行すると、Java ES でインストールしなかったとしても、Message Queue 4.2 とそれが依存する共有コンポーネントが意図せずに削除されることがあります。

Java ES インストーラでインストールした Message Queue ソフトウェアをアップグレードする最善の方法は、次のとおりです。

  1. Java ES アンインストーラを使用して、Message Queue とその共有コンポーネントを削除します。

  2. Message Queue インストーラを使用して、Message Queue 4.2 をインストールします。

Windows でのインストール

Message Queue を Windows にインストールするときは、次の制限事項に注意してください。

Solaris でのインストール

Linux でのインストール

次に示す問題は、Linux プラットフォームでのインストールに影響します。

すべてのプラットフォームでのインストール

次に示す問題は、すべてのプラットフォームでのインストールに影響します。

インストーラのバージョン表示の問題

インストーラには、Message Queue のバージョン情報が不明瞭な形式で表示されます。(バグ 6586507)

Solaris プラットフォームの場合は、次の表を参照して、インストーラに表示される Message Queue のバージョンを判別してください。

表 1–20 バージョン文字列の読み換え

Solaris OS でインストーラに表示されるバージョン 

対応する Message Queue のリリース 

4.2.0.0 

4.2 

4.1.0.2 

4.1 Patch 2 

4.1.0.1 

4.1 Patch 1 

4.1.0.0 

4.1 

3.7.2.1 

3.7 UR2 Patch 1 

3.7.0.2 

3.7 UR2 

3.7.0.1 

3.7 UR1 

3.6.0.0 

3.6 

3.6.0.4 

3.6 SP4 

3.6.0.3 

3.6 SP3 

3.6.0.2 

3.6 SP2 

3.6.0.1 

3.6 SP1 


注 –

3.6 SP4 のパッチリリースの場合 (たとえば、3.6 SP4 Patch 1)、インストーラで表示されるリリース文字列は同じままです。厳密なバージョンを判別するには、コマンド imqbrokerd -version を実行する必要があります。


Linux のプラットフォームの場合、インストーラで表示されるバージョン番号は次の形式になります。

majorReleaseNumber.minorReleaseNumber-someNumber

たとえば、3.7–22 のようになります。これにより、3.7 リリースの 1 つであることだけはわかりますが、どの特定のバージョンかはわかりません。インストールされている Message Queue のバージョンを判別するには、次のコマンドを実行します。

imqbrokerd -version.

ローカリゼーションの問題

次に示す問題は、ローカリゼーションの問題に関係しています。

使用されなくなったパスワードオプション

以前のバージョンの Message Queue では、—p または —password オプションを使用して、次のようなコマンドのパスワードを対話形式で指定することができました。imqcmdimqbrokerdimdbmgr version 4.0 から、これらのオプションは使用できなくなりました。

代わりに、関連するパスワードを指定したパスワードファイルを作成し、-passfile コマンドオプションを使用してそのパスワードファイルを参照できます。または、コマンドで要求されたときにパスワードを入力することもできます。

パスワードファイルには、次に示すパスワードを 1 つ以上格納することができます。

次の例では、JDBC データベースに対するパスワード abracadabra をパスワードファイルに設定しています。

imq.persist.jdbc.mysql.password=abracadabra

バスワードファイルは、次のいずれかの方法で使用できます。

管理および設定上の問題

次に示す問題は Message Queue の管理および設定に関係するものです。

ブローカの問題

次に示す問題は Message Queue ブローカに影響します。

ブローカクラスタ

次に示す問題は、ブローカクラスタに影響します。

JMX の問題

Windows プラットフォームでは、トランザクションマネージャーの監視 MBean の getTransactionInfo メソッドが不正なトランザクションの作成時間を含むトランザクション情報を返します。(バグ 6393359)

回避方法: 代わりにトランザクションマネージャーの監視 MBean の getTransactionInfoByID メソッドを使用します。

SOAP サポート

SOAP サポートに関連した 2 つの問題に注意する必要があります。