Sun Java System Message Queue 4.2 リリースノート

Message Queue 4.2 でサポートされるプラットフォームとコンポーネント

この節は、Message Queue 4.2 システム要件に関する次のトピックで構成されています。

オペレーティングシステムプラットフォーム のサポート

Message Queue 4.2 は、Solaris、Linux、および Windows オペレーティングシステムのプラットフォームでサポートされます。表 1–2 に、サポートされる各プラットフォームのバージョンを示します。各プラットフォームのハードウェア要件については、『Sun Java System Message Queue 4.2 Installation Guide』を参照してください。

表 1–2 サポートされるプラットフォームのバージョン

プラットフォーム 

サポートされるバージョン 

Solaris 

Solaris 9 (SunOS 5.9)、すべての更新版 (SPARC、 x86)

Solaris 10 (SunOS 5.10)、すべての更新版 (SPARC、 x86、x64)

Linux 

Red Hat Enterprise Linux Advanced Server 3.0、4.0、5.0、すべての更新版、32 および 64 ビットバージョン (x86、x64)

Red Hat Enterprise Linux Enterprise Server 3.0、4.0、5.0、すべての更新版、32 および 64 ビットバージョン (x86、x64)

Windows 

Windows Vista 

Windows XP Professional、SP2 ( x86) [Home Edition、Tablet PC Edition、Media Center Edition はサポートされません]

Windows 2000 Advanced Server、SP4 (x86) [Professional Edition、Server Edition はサポートされません]

Windows Server 2003 Standard Edition、Enterprise Edition、SP2、32 および 64 ビットバージョン (x86、x64) [Web Edition、Small Business Server Edition はサポートされません]

システムの仮想化のサポート

システムの仮想化は、複数のオペレーティングシステム (OS) インスタンスを共用ハードウェア上で個別に実行できるようにするテクノロジです。機能的にいうと、仮想化された環境でホストされる OS に配備されたソフトウェアは、通常はベースとなるプラットフォームが仮想化されていることを認識しません。Sun では、精選されたシステムの仮想化と OS の組み合わせについて、その Sun Java System 製品のテストを行っています。これは、Sun Java System 製品が、適切な規模と構成の仮想化された環境で、仮想化されていないシステム上の場合と同様に引き続き機能することを実証するためのテストです。仮想化された環境での Sun Java System 製品に対する Sun のサポートの詳細は、http://download.oracle.com/820-4651 を参照してください。

コンポーネントの依存関係

プラットフォーム固有の要件のほかに、Message Queue 4.2 は特定の基本コンポーネントにも依存します。Message Queue クライアントを開発して実行する場合は、それらのコンポーネントをインストールしてください。表 1–3 に、それらのコンポーネントを示します。ほかのバージョンまたはベンダー製品も実装できますが、それらは Sun Microsystems によるテストが実施されていないため、公式にはサポートされません。


注 –

Message Queue インストーラでは、既存の JDK/JRE を選択するか、または JDK Version 1.5.0_15 をインストールできます。


表 1–3 必須のサポートコンポーネント

コンポーネント 

サポート対象 

サポートされるバージョン 

Java Runtime Environment (JRE)

Message Queue ブローカおよび管理ツール 

J2SETM Runtime Environment 1.5.0_15 以降

JavaTM SE Runtime Environment 1.6.0

(Sun Microsystems バージョンのみ) 

Java Software Development Kit (JDK), Standard Edition

Java クライアントの開発および配備 

J2SE Development Kit 1.5.0_15 以降 

Java SE Development Kit 1.6.0

(Sun Microsystems 製品バージョンのみ) 

表 1–4 に、Message Queue クライアントのサポートを追加するためにインストールできるその他のコンポーネントを示します。示されているすべてのコンポーネントをインストールする必要はありません。たとえば、C クライアントを作成しない場合は、C コンパイラ、C++ 実行時ライブラリ、NSPR、NSS などは必要ありません。

表 1–4 任意のサポートコンポーネント

コンポーネント 

サポート対象 

サポートされるバージョン 

アプリケーションサーバー 

HTTP/HTTPS

Sun Java System Application Server Enterprise Edition, Version 9.1 Update Release 2 

Web サーバー 

HTTP/HTTPS

Sun Java System Web Server Enterprise Edition, Version 7.0, Update 2 

データベース 

JDBC ベースのデータストア 

HADB, Version 4.4.3.5

Java DB (Apache Derby), Version 10.2.2

MySQL Community Edition, Version 5.0 

Oracle10g 

postgreSQL, Version 8.1 


注 –

PointBase データベースは、現在はサポートされていません。


高可用性データベース 

高可用性ブローカクラスタ 

HADB, Version 4.4.3.5

MySQL Cluster Edition, Version 5.0 

Oracle10g 

Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ディレクトリサーバー

Message Queue ユーザーリポジトリおよび管理対象オブジェクト 

Sun Java System Directory Server, Version 6.0 

Java Naming and Directory Interface (JNDI)

管理対象オブジェクトのサポートと LDAP ユーザーリポジトリ

JNDI Version 1.2.1

LDAP Service Provider, Version 1.2.2

File System Service Provider, Version 1.2 Beta 3 [管理対象オブジェクトのサポートのみ。開発とテストでサポートされますが、本稼働環境での開発ではサポートされません]

C 言語のコンパイラおよび同等の C++ ランタイムライブラリ 

Message Queue C クライアント 

Solaris:Sun Studio, Version 11 以降、C++ コンパイラ (標準モード) および C コンパイラ

Linux: gcc/g++, Version 3.2.3

Windows: Microsoft Windows Visual C++, Version 6.0 SP3

Netscape Portable Runtime (NSPR)

Message Queue C クライアント 

Version 4.7–1 [ダウンロードバンドルに共有パッケージとしてバンドルされています]

Network Security Services (NSS)

Message Queue C クライアント 

Version 3.11.9–1