ディレクトリの整合性を保つために、スキーマ構成ファイルを定期的にバックアップすることをお勧めします。また、必要に応じてスキーマを拡張するときも、事前にスキーマをバックアップしてください。
ディレクトリサービスに不可欠なファイルを次に示します。詳細は、『Sun Directory Services 3.1 管理ガイド』の第 4 章「ディレクトリサーバーの構成」を参照してください。
dsserv.conf には、主要な構成情報が入っています。
dsserv.oc.conf には、オブジェクトクラスの定義が入っています。
dsserv.at.conf には、属性の定義が入っています。
dsserv.acl.conf には、アクセス制御情報が入っています。
これらのファイルのコピーが、システム内の次の 3 箇所に格納されています。
/etc/opt/SUNWconn/ldap/current には、現在の構成ファイルが入っています。
/etc/opt/SUNWconn/ldap/default には、ソフトウェアのインストール時に書き込まれたデフォルト構成ファイルが入っています (ここに入っている構成ファイルは読み取り専用です)。
/etc/opt/SUNWconn/ldap/previous には、現在の構成ファイルの前バージョンが入っています。
スキーマを変更する前に、/etc/opt/SUNWconn/ldap/current と /etc/opt/SUNWconn/ldap/default に入っている構成ファイルをバックアップしてください。構成ファイルを変更するたびに、Sun Directory Services は ‾/current に格納されている変更前の構成ファイルを ‾/previous にコピーします。ただし、この操作は各編集セッションで一度だけ (dsservd を再起動する前に一度だけ) 行われます。スキーマに多くの変更を加える場合は、途中で手動バックアップを行なった方がよい場合があります。
スキーマのバックアップについては、『Sun Directory Services 3.1 管理ガイド』の第 4 章「ディレクトリサーバーの構成」を参照してください。