SWS を使用して 2 階層サービスアプリケーションの管理インタフェースにアクセスする場合は、Sun Internet Administrator と同じ管理者ログイン情報を使用するように Web サーバーの ACL を構成できます。そのように構成すると、ディレクトリサービスに保存されている共有管理者情報を管理するだけで済むので、管理者アカウントの管理が簡単になり、セキュリティリスクにも対応しやすくなります。
それにはまず、SWS をサービスホスト (サービスアプリケーションがインストールされているマシン) にインストールする必要があります。次にインタフェースドキュメントなどの必要なファイルをサーバーのドキュメントツリーに正しく配置します。最後に次の手順に従って、SWS インスタンスを構成します。
次のコマンドで、SWS インスタンスのデフォルト Web サイトに領域を作成します。
# htrealm add -i instance -h hostname -r realmname -s ISPADMIN -d ComponentID-VersionNo |
instance は、構成対象の httpd インスタンス名です。
hostname は、この領域を持つホスト名です。
realmname は、作成する領域名です。
ISPAdmin は、この領域のソースです。ここには、Sun Internet Administrator 管理者を表す ISPADMIN を指定します。
ComponentID-VersionNo は、管理 GUI ファイル (HTML ファイルなど) が入っているディレクトリです。
次のコマンドで、このサービスの管理 GUI が入っている URL を ACL で保護します。
# htaccess add -i instance -h hostname -U URI -r realname -s BASIC |
instance は、構成対象の httpd インスタンス名です。
hostname は、Web サーバーを実行しているコンピュータ名です。
realmname は、作成する領域名です。
BASIC は、認証スキーマです。ここには、BASIC と入力してください。
デフォルトサイトがすでに起動されている場合は、再起動します。再起動するには、SWS の管理 GUI を使用します。詳細はオンラインヘルプを参照してください。