1 つまたは複数の Solaris for ISPs コンポーネントをインストール解除するには、ホスト構成ソフトウェアを起動します。ここでインストール時と同じ手順を実行して、Solaris for ISPs のインストール前の状態に戻すことができます。インストールを解除する手順を次に示します。
インストールを解除するソフトウェアコンポーネントを選択します。
インストール時にホスト構成ソフトウェアで行なった Solaris サービスの設定を表示して、再設定します。
オプションの構成コマンド (またはスクリプト) を指定します。この構成コマンド/スクリプトは、ホスト構成ソフトウェアがバッチ形式のインストール解除プロセスの最後に実行します。
手順 1 〜 3 で指定した変更事項を確認します。このとき、ブラウザの「Back」ボタンを使用して以前の画面に戻り、これまでの設定を変更できます。
手順 1 〜 4 で指定した構成シナリオを実行します。
ホスト構成ソフトウェアを次の手順で起動します。
ソフトウェアをインストールするマシンにログインし、スーパーユーザーのアクセス権を取得します。
リモートマシンからインストールする場合は、次のように入力します。
% xhost +remotehostname % rlogin remotehostname Password: yourpassword % su Password: rootpassword # DISPLAY=localhostname:0.0 # export DISPLAY |
DISPLAY 環境変数を設定せずに構成作業を続けるには、ブラウザで特定の URL を開く必要があります。詳細は、「ホスト構成ソフトウェアからのエラーメッセージ」を参照してください。
インストール解除用メディアのルートディレクトリに移動します。
電子的に配布されたデータを展開したディレクトリ、またはマウントした CD-ROM のルートディレクトリに変更します。
./hcstartup と入力します。
スクリプトからの次の質問に答えると、ホスト構成 GUI が表示されます。
Enter path to installation media (enter "none" if no media) [current working directory]
現在の作業ディレクトリがインストール解除用メディアのルートになっていれば、そのまま Return キーを押します。そうでなければ、インストール解除用メディアへのパスを入力します。
Enter port to use [8000]
ホスト構成ソフトウェアの GUI を提供する一時的 Web サーバーが使用するポートを入力します。スクリプトは指定されたポートが使用可能かどうかをチェックし、そのポートが使用中であれば別のポートを要求するプロンプトを出します。ポート 8000 が使用できる場合は、そのまま Return キーを押します。
Unwrapping archives for Host Configuration Setting up media database Starting web server Ready to start hotjava
Please choose one of the following options:
Return キーを押すと、デフォルトオプションの HotJava ブラウザが起動します。別のブラウザでホスト構成の URL を開く場合は 2 を入力します。また 3 を入力して、インストール解除作業をここで中断することもできます。
ブラウザが起動するまでしばらく待ちます。
デフォルトの HotJava ブラウザを選択した場合は、HotJava ブラウザが起動してスプラッシュ画面が表示されます。
2 を入力した場合は、構成プロセスを続行するためにブラウザを起動して、http://hostname:8000/cgi-bin/splash という URL にアクセスします。hostname には、インストールを行なっている、デフォルトのポート番号が 8000 のマシン名を指定します。また、ホスト構成ソフトウェアが使用するポートをデフォルト以外に変更した場合は、8000 の代わりにそのポート番号を指定します。
ホスト構成の開始画面で「Begin」をクリックします。
「Component Configuration」画面が表示されます。
インストールを解除するコンポーネントを「Component」欄から選択し、「Installed?」欄に表示されているインストール状態を確認します。
Solaris for ISPs のホスト構成ソフトウェアでは、他のコンポーネントと依存関係のあるコンポーネントを削除できないようになっています。
「Installed?」欄に yes と表示されているコンポーネントは、このマシンにインストールされています。この欄に no と表示されているコンポーネントは、現在このマシンにインストールされていません。
インストールを解除するコンポーネントごとに、「Action」欄でオプションメニューから「Uninstall」を選択します。
この欄のデフォルトは「No Action」で、何の操作も行われません。
「Next」をクリックします。
「Solaris Service Configuration」画面が表示されます。
この画面では、Solaris for ISPs のインストール時に有効/無効を設定した Solaris サービスを再構成します。
再構成したいサービスの「Desired State」欄で、オプションメニューから有効/無効を選択します。
各 Solaris サービスの有効/無効の設定が終わったら、「Next」をクリックします。
「Post-Configuration Command」画面が表示されます。
「Post-Configuration」画面で「Next」をクリックします。
「Confirm Configuration」画面が表示されます。
指定したコンポーネントのインストールを解除した後で、実行するコマンドまたはスクリプトを指定することもできます。
「Execute (with reboot)」をクリックして、指定したコンポーネントのインストールを解除します。
/var/opt/SUNWisp/hc/logs ディレクトリに移動します。
名前に現在の日付を持つログファイルを探します。たとえば、1998 年 4 月 1 日ならば、config.1998-04-01.1845 という名前のログファイルを探します。
ログファイルを読み込みます。インストール解除の対象としたソフトウェアコンポーネントごとに、4 つ連続した「大なり」記号 (>>>>) とコンポーネント ID を含むメッセージで開始するセクションがあります。各セクションの最後に「Component "Componentname" (ID=Componentid) uninstalled successfully」というメッセージが入っていることを確認してください。Componentname はインストール解除されたコンポーネント名、Componentid は削除されたコンポーネントのパッケージ名です。