Sun Directory Services 3.1 管理ガイド

情報の種類

ディレクトリに格納する情報の種類を定義する必要があります。スキーマには、この情報を格納するのに必要なオブジェクトクラスと属性が含まれていなければなりません。デフォルトのスキーマでは十分でない場合は、「スキーマの変更」に、必要なオブジェクトクラスと属性を作成する方法が説明されています。

デフォルトのスキーマには、次のようなリソースの情報を格納できます。

デフォルトのスキーマでディレクトリに作成できるすべてのオブジェクトのリストについては、「オブジェクトクラスのリファレンス」を参照してください。

ディレクトリエントリに記述するリソースの特性に合ったオブジェクトクラスを探す場合には、次の点に注意してください。

たとえば、XYZ Corporation 独自のオンラインディレクトリに、次の情報が社員ごとに入っているとします。

デフォルトスキーマの場合、社員ごとにこれらすべての属性を格納できるオブジェクトクラスは inetOrgPerson です。このオブジェクトクラスには、電子メールアドレスを格納するための任意のメール属性があります。このオブジェクトクラスは、organizationalPerson と Person オブジェクトクラスから属性を継承します。これらのオブジェクトクラスには、社員の氏名、電話番号、役職を格納するために必要な属性が備わっています。