スキーマとは、ディレクトリに格納可能なデータを記述する規則の集まりです。スキーマは、エントリの種類、構造、および構文を定義するものです。スキーマは、変更または拡張できます。ただし、オブジェクトや属性には変更できないものがあります。
スキーマの定義は、構成ディレクトリ /etc/opt/SUNWconn/ldap/current にある次の 2 つのファイルに格納します。
dsserv.oc.conf には、オブジェクトクラスの定義が入ります。これらのオブジェクトクラスでは、許可されるエントリの種類、その上位のオブジェクトクラス、および必須と任意の属性を指定します。
dsserv.at.conf には、属性を定義する情報が入ります。
属性を表す oid
属性の構文。キーワードで指定します
属性の代替名
ネーミング属性として使用する属性に対するキーワード「naming」
単一値の属性に対するキーワード「single」
LDAP 属性の定義書式については、dsserv.at.conf(4) のマニュアルページを参照してください。