Sun Directory Services 3.1 管理ガイド

パスワードの暗号化

ディレクトリエントリには、ディレクトリに対するユーザーの認証に使用するユーザーパスワード属性を持つことができます。デフォルトでは、このような属性の値は保護された形式で格納されます。これは、サーバー構成ファイルにキーワード {sunds} で指定されます。この暗号化アルゴリズムでは、CRAM-MD5 認証機構を使用できます。

さらに、ユーザーパスワードを crypt(3) 暗号化アルゴリズムで暗号化できます。このアルゴリズムは、通常 /etc/passwd ファイルに格納されたパスワードに適用されます。このアルゴリズムは、CRAM-MD5 認証機構では使用できません。この暗号化方式は、サーバー構成ファイルにキーワード {crypt} で指定されます。

パスワードを暗号化形式で格納するかどうかを指定する方法の詳細は、「セキュリティの構成」を参照してください。