Sun Directory Services 3.1 管理ガイド

Build

「Build」サブセクションには、一連の LDAP 属性と、それらの値の定義を指定します。このサブセクションには、少なくとも、オブジェクトクラスのすべての必須属性と、識別名が必要です。「Build」セクションに識別名の定義がないと、エントリはディレクトリに作成されません。


注 -

radius.mapping ファイルは、ディレクトリにエントリをインポートするときに使用されないため、このファイルの「Build」セクションに識別名の定義を指定する必要はありません。


属性値の定義には次の要素を使用できます。

「Build」セクションにおける LDAP 属性とその関連する値の定義の構文は、次のとおりです。

LDAPattribute=attributeValueDefinition

たとえば、メール別名のエントリを作成するとします。LDAP 属性 rfc822mailMember を使って別名メンバーの名前を格納する場合は、マッピングに次の定義を指定します。


Condense:
 	aliasMember=string2instances($aliasList, ",")
 	trimAliasMember=trim($aliasMember)
 ...
 Build:
 	rfc822mailMember=$trimAliasMember
 ...