「Build」サブセクションには、一連の LDAP 属性と、それらの値の定義を指定します。このサブセクションには、少なくとも、オブジェクトクラスのすべての必須属性と、識別名が必要です。「Build」セクションに識別名の定義がないと、エントリはディレクトリに作成されません。
radius.mapping ファイルは、ディレクトリにエントリをインポートするときに使用されないため、このファイルの「Build」セクションに識別名の定義を指定する必要はありません。
属性値の定義には次の要素を使用できます。
テーブル定義のいずれかのセクションで指定した変数またはキーワード
「Front-End」セクションのすべてのテーブルに適用される「Common」セクションに指定した構成変数
定数式
上記すべて
「Build」セクションにおける LDAP 属性とその関連する値の定義の構文は、次のとおりです。
LDAPattribute=attributeValueDefinition |
たとえば、メール別名のエントリを作成するとします。LDAP 属性 rfc822mailMember を使って別名メンバーの名前を格納する場合は、マッピングに次の定義を指定します。
Condense: aliasMember=string2instances($aliasList, ",") trimAliasMember=trim($aliasMember) ... Build: rfc822mailMember=$trimAliasMember ... |