「Import」セクションには、入力ファイルの行を LDAP ディレクトリのエントリに変換する方法を定義します。このセクションには必ず LINE キーワードが必要です。このキーワードでは、入力ファイルの行をどのように分解すれば、LDAP 属性で記述できる要素になるかを定義します。さらに、このセクションには、入力ファイルの行から作成する LDAP 属性のリストも指定する必要があります。
「Import」セクションには、次のサブセクションがあります。
Extract: 「Extract」に説明する表記法に基づく LINE 定義を指定します。
Condense: 「Build」サブセクションで使用する変数定義を指定します。「Build」サブセクションでは、この変数定義を使って LDAP の属性と属性値を生成します。
Build: オブジェクトクラスを含む LDAP 属性のリストを指定します。次に、各 LDAP 属性の値を「Condense」サブセクションの変数か「Extract」サブセクションのパラメータから作成するための規則を定義します。
nis.mapping ファイルには、「Extract」サブセクションの LINE 定義で、NIS ソースファイルの行を分析して NIS トークンと呼ぶ小さな情報単位に分解するための規則を定義します。