Sun Directory Services には、スキーマを検査する機能があります。ディレクトリ情報を追加または変更すると、そのオブジェクトクラスの必須属性やそのオブジェクトが継承する必須属性がすべての必須属性を含んでいるかどうかをディレクトリサーバーが検査します。
オフ (Off): 検査は行われません。
弱 (Weak): エントリの作成や変更の際に検査が行われます。
強 (Strong): 上記のオプションに加え、検索操作でも検査が行われます。
管理コンソールの「スキーマ (Shema)」セクションにある「スキーマ検査 (Schema check)」メニューボタンで適切なレベルを選択します。デフォルトの検査レベルは「弱 (Weak)」です。
スキーマ検査では、オブジェクトクラスの互換性を検査できません。たとえば、device オブジェクトクラスと person オブジェクトクラスを持つエントリを作成することは可能です。IETF 標準には、オブジェクトクラスに対する規則は含まれていません。