次に、標本アナライザで解析することができるパフォーマンスデータを紹介します。
ユーザー時間 - ユーザープログラムの命令の実行に費やされた時間
フォルト時間 - テキストページフォルト処理、データページフォルト処理などのメモリーアクティビティの実行に費やされた時間
入出力時間 - オペレーティングシステムが、ディスクやテープへの書き込みなど、入出力処理待ちに費やした時間
システム時間 - オペレーティングシステムがシステムコールの実行に費やした時間
トラップ時間 - トラップ (自動例外またはメモリーフォルト) の実行に費やした時間
ロック待ち時間 - 軽量プロセスロック待ちに費やした時間
休眠時間 - プログラムが呼び起こし信号待ちで、非アクティブになっていた時間
中断時間 - 一時的に停止していた時間 (ブレークポイントでデバッガが使用した時間やコレクタがデータの収集に使用した時間など)
アイドル時間 - システムがビジー状態の間の実行待ち時間
関数サイズ - プログラム内の関数のサイズ
モジュールサイズ - プログラム内のモジュールのサイズ
セグメントサイズ - プログラム内のセグメントのサイズ
メモリー使用率 - メモリーページ参照および変更データ
資源使用率 - プログラムが使用したシステム資源に関する情報。メジャーページフォルト、マイナーページフォルト、プロセスのスワップ、入出力ブロック数、メッセージの送受信数、処理された信号の数、自発的・非自発的なコンテキストの切り替え件数、システムコール件数、入出力文字数、作業用メモリーページ数など