% cc [<オプション>] <ファイル名> [<ライブラリ>]...
<オプション> は、「cc オプション」で説明している各種のオプション (複数指定可) です。
<ファイル名> は、実行可能プログラムの作成に使用するファイル名 (複数指定可) です。
cc は <ファイル名> で指定されたファイルリストに含まれている C ソースファイルとオブジェクトファイルのリストを受け取ります。生成された実行可能コードは、-o オプションを使用した場合を除いて a.out に出力されます。-o オプションを使用した場合には、コードは -o オプションで指定したファイルに出力されます。
cc は次のどの組み合わせでもコンパイルとリンクを行うことができます。
接尾辞 .c の C ソースファイル
接尾辞 .i の前処理済みソースファイル
接尾辞 .o のオブジェクトコードファイル
接尾辞 .s のアセンブラソースファイル
リンク後、cc は実行可能コードの形式になったリンク済みファイルを a.out ファイルまたは -o オプションで指定したファイルに出力します。
<ライブラリ> は複数の標準ライブラリやユーザー提供のライブラリです。ライブラリには関数、マクロ、そして定数の定義が含まれます。
ライブラリの検索に使用するデフォルトのディレクトリを変更する場合は、 -YP, <ディレクトリ> を参照してください。<ディレクトリ> には、複数のパスをコロンで区切って指定します。cc のデフォルトのライブラリ検索は、次の順序で行われます。
/opt/SUNWspro/SC5.0/lib
/usr/ccs/lib
/usr/lib
cc は getopt を使用してコマンド行オプションの構文を解析します。オプションは単一文字、または後ろに引数を 1 つとる単一文字によって指定します。getopt(3c) のマニュアルページも参照してください。