C ユーザーズガイド

-xa

基本ブロックが実行される回数を数えるコードを挿入します。このオプションは古い形式の、tcov 用基本ブロックプロファイリングです。新しい形式のプロファイリングについては -xprofile=pを、また詳細については tcov(1) マニュアルページおよび『プログラムのパフォーマンス解析』を、それぞれ参照してください。

-xa すべての .c ファイルに対して、(正常終了時に) .d ファイルを作成する実行時の記録機構を起動します。この .d ファイルには対応するソースファイルの実行データが累積されます。ソースファイルに対して tcov(1) を実行すると、プログラムに関する統計情報を生成することができます。このオプションは最適化を伴うので、-g と同時に使用することはできません。

TCOVDIR 環境変数をコンパイル時に設定すると、.d ファイルを格納するディレクトリを指定することができます。この変数を設定しない場合には、.d ファイルは .c ファイルと同じディレクトリ内に格納されたままになります。

-xprofile=tcov-xa オプションは、同じ実行可能ファイル内で共存できます 。すなわち、-xprofile=tcov でコンパイルされたファイルと -xa でコンパイルされたファイルをリンクすることができます。1 つのファイルを両方のオプションでコンパイルすることはできません。